2005年01月11日

思い出の俺様ウェポン 「KG-9」

※月刊みりさばの移動に伴ってミリブロに転載された過去記事です。

思い出の俺様ウェポン
「KG-9」

懐かしの俺様ウェポン。今回はかつて第9話に登場した名銃「スーパー9」の宿敵といわれ、戦場で人気を2分した名銃「KG-9」の登場です。

 この銃の非常に珍しいところは「実銃がものすごくマイナー」なところにつきるでしょう。普通エアガンっていうのは知名度が高かったり、映画によく登場しているような人気がある銃をモデル化するもんですが、この銃は実銃が全くといっていいほど知名度がありません。
 どこかの軍隊で正式採用されているわけでもありませんし、映画によく出てくるような銃でもありません。どうしてそんな銃をモデル化したんだよマルゼン!

 まぁ当時は実銃がない銃だって沢山モデル化していたし、いかにも「マシンガンですよー」って感じの形しているってあたりが採用理由だと思うのですが私は未だにこの銃の実銃を見たことがありません。
 そんな実銃がとってもマイナーなKG-9でしたが、コンパクトで使いやすいこの銃はサバイバルゲーマーの中では非常に好評で戦場では大活躍していました。マルゼンのこのシリーズは同じ設計でライアットショットガン、MINI-UZIなども発売されていたのですが、KG-9がもっとも使用されていました。ガスガンが出現するまでは中~近距離の王者であり、遠距離の王者スーパー9と激しい戦いを繰り広げていました。
 また、マルゼンの中によほどのKG-9好きがいたのか作りやすかったのか不明なんですが、この銃は時代に合わせて非常に沢山の種類のモデルが発売されたのもおもしろいところです。
 コッキング形式の銃に始まり、セミオートのガスガン、フルオートのガスガン、なんとブローバックモデルのガスガンまで発売されています。
 マルゼン以外からもエアガンが発売されたり、サウンドガンや水鉄砲もモデル化されていたのは間違いなくマルゼンの影響で水鉄砲あたりは間違いなく実銃を見ずに作成されているのはまちがいないところ!きっとこの銃が作られている国でもここまでおもちゃ化はされていないでしょう。
 しかし、残念ながら戦場で人気を2分するほどの名銃は初代のコッキングシリーズのみ、あとはあまりぱっとしないまま生産終了となっていたようです。
 でも個人的にはこれだけの種類が発売されたんだから是非電動ガン化されてエアガン発射システムを全制覇してほしいと思うのは私だけでしょうか?っていっていたらモデル化されそうで怖いなぁ(2002年11月現在)....
  

Posted by さめ ひろし at 23:24Comments(0)懐かしい話