2010年12月21日

M4とSCAR-Lを撃ってきました


本年最後のVショーに行ってまいりました。
で、ここん所話題の新世代の銃を2丁ほど触ってきましたのでそのレポートなんかをしてみましょう。


まずは東京マルイのSCAR-L(スカー・ライト)。FN社のライフルで米軍の一部の特殊部隊でも採用されており、M16(M4)系列の後継になるかも?という話もあるライフルだ。

今回、東京マルイは単に銃器メーカーと模型販売の契約をするだけではなく、メーカーで実銃の採寸なども行っており、重さも実銃と同じ重さにするという本気仕様のモデルで次世代電動システムの最新作である。

持った感じは実にがっしりとした作りで持った瞬間に剛性の高さを感じる銃である。実銃の出来がいいということもあるのだろうが、全体的に実にしっかりとした作りで撃つと次世代の特徴であるリコイルが小気味良く伝わってきてなかなか楽しい。やっぱり次世代は空撃ちでも気持いいなぁ....


こちらは全くの新しい電動ガン。TOPの最新作であるがこれがまたすごい。
次世代電動ガンは電動式でボルトハンドルが稼働するだけだがこちらはチャンバーが完全に稼動してカートリッジによる排莢ができる。
今までもガスオペレーションで排莢のできるモデルがあったが排莢はかっこ良くても発射性能はカスカスだったり、外部ソースを大量に必要としたりとまともにサバイバルゲームにできるようなモデルはなかった。
しかし、このM4は初速90前後を実現している上に別売のケースレスキットを組み込めばケースレス式にすることも可能。さらにケースレスにした場合、東京マルイのマガジンとの完全互換があるため既存の電動ガンのマガジンが使えるという徹底ぶりである。

撃った感じはマルイの次世代ほどのリコイルはないが視界の中をガンガン飛んでいくカートリッジは素晴らしい物がある。写真にはほとんどみえていないのだがそれは排莢サイクルとカートリッジの飛ぶ速度がすごく早いためにちょっと遅めのシャッタースピードではうつらないのである。

さすがにカートリッジを使用するだけあってジャムもする。しかし、通常と違う動作をした場合はすぐに電気系統がストップするため本体ダメージはほとんどない。マガジンを一度抜いてチャンバー内のカートを抜けば電源系がリセットされてすぐに発射が可能になるというのだ。

この凄まじいギミックと作動の凄さ。失礼な言い方になるが今までのTOPの製品とは全く違う出来の良さだ。
でもこの凄い設計ってなんか印象あるんだよなぁと思ってブースにいる人を見たら納得がいった。
ブースにいたのはかつて1000連発のヘリカル給弾のキャレコで一大ブームを起こし、簡易ホップ付きの203グレネード、P90とヒットを飛ばしてエアガン業界最大の銃と言われるバルカン(M134ミニガン、現在はCCAWより発売)を開発した「Toy-Tec」の社長さんだったのである。

かつて、キャレコを使用したイベントをやったときに大変お世話になったので顔を覚えていたのだが、久々にお会いしてちょっとびっくり。そして改めてこの凄い設計にびっくりしてしまいました。

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そんなわけで正月の電動ガンの目玉になるのは間違いない2機種。中国勢のエアガンとはちょっとちがう作品を見た感じの年末でした。




  

Posted by さめ ひろし at 05:55Comments(0)月刊みりさば