2014年06月22日

月刊みりさば 2014年06月号  スーパー9を見つけてしまいました


 ちょっと前のイベントになりますが東京のVショーというミリタリーイベントとの併設イベントでエアガン関連のイベントが有ったので覗いてきました。
 そこで、なんだか懐かしいものを見つけてしまったのでちょいと紹介します。


 エアガンメーカーメインのイベントに参加するのは久々だったのでブラブラと見ていたのですが妙に心のツボを疲れてしまったのがクラウン!

 私のようなおっさん以外はなんやそれ?ッて感じのメーカーですが、今40後半以上のおっさんは結構知ってる人も多いメーカーだったりします。

 クラウンで有名なのはエアコキリボルバーシリーズ。
 ガスガンがまだなかった時代にグリップにピストンを入れてリボルバーでコッキングガンを成立させた野心作でした。
http://www.ne.jp/asahi/mili/surva/meijuu/kuraun.html
 ガスリボルバーの話はこのへんを見てください。

 そんなクラウンがまだあの頃のエアコキリボルバーを展示していたのにもびっくりしましたが、もうひとつびっくりしたのがこの銃です。


 UX-10なんて名前がついてますがこれタカトクトイス(マルコシ)SS-9000(UX-Super9)じゃないの?

 初期のコッキングサバイバルゲームを経験している人はいないくらい有名なあのエアコキライフルの名銃が何故かクラウンのブースに展示されています。

 知らない人のために説明しますと、この銃はもとはタカトクトイスのオリジナルデザインのボルトアクションライフル(コレに該当する実銃がないのです)。
 当時の定価が9000円だったことからSS-9000(後にSuper-9と改名)なんて安直な名前がついておりました。
 その後、タカトクトイスの倒産でメーカーが転々としながら、カート式とケースレスがコンバージョンできるというモデルになっていきます。
 構造が非常に単純でポンプ容量が半端じゃなく大きいことからカスタムベースとしては非常に使いやすく、全盛期にはほぼ全部のパーツのカスタムパーツがでていたというすごいエアガンです。
 その後、サバイバルゲームの主役がガスガンや電動ガンにうつったこと、マルゼンから本格的な精密射撃ライフルのAPSなどが出てきたことで世代交代をした感じがありましたが....なぜ今クラウンから出ているんだ?

 ブースにいた方に質問してみましたが「新作です、金型新しいです」とキッパリ。
 え?まじですか?この慣れ親しんだフォルムはどうみても同じものなんだけど....おまけにケースレスコンバージョンキットも独特なマガジンまでそのまんま!
 うーむ、悪いけどこの話は信用できんなぁwww。

 試射場があったのでちょっと試射してみる。
 うん、まごうことなきスーパー9の最終盤のProだわこれ。他の人の試射も見ていたら途中でケースレスユニットがずれててジャムってた。こういう微妙な欠陥を引っ張ってるところまでそのまんまだ。

 なんでもこのUX-10、当初10歳未満用の低パワーバージョンで発売されたけど結構売れ行きがいいので18歳版も出ているらしい。
確かにモデルにシニアもでるとジュニアモデルがあるな。

 カスタムパーツもスーパー9のものが使えるようです(まぁどんだけ現存してるんだとか、パワーアップパーツがほとんどなのでつかえないとかいう問題は別にして)。


 この新しいはずなんだけどなつかしいUX-10。価格も実売価格は当時の発売価格の9000円以下で購入できるようなのでなかなかお手軽だ。
部屋の中で遊ぶのであれば命中精度はそこまで必要ではなく、ガスもバッテリーもいらないし、カートリッジはむしろ面白いといえる。

 ノスタルジックな思いに浸りたい方はこの銃いかがでしょうか?
  

Posted by さめ ひろし at 07:24Comments(2)月刊みりさば