2010年06月01日

月刊みりさば0404

月刊みりさば2004年4月号
「幕末というミリタリー」


 今年、NHK大河ドラマは新撰組。雑誌は新撰組関連のマンガが昨年から続々と新連載が開始され、新撰組ゆかりの地ではおみやげ物コーナーに特設コーナーができたりとちょっとした新撰組ブームになっています。
 ミリタリーな私としてもこのブームに載ってみようと最近「幕末の歴史イベント参加計画」をちゃくちゃくと進めています。
 でもね、新撰組のイベントといってもだんだら模様のはっぴを着て新撰組に入隊しようってんじゃなくて新撰組の敵役である「官軍」として参加なんですっ!
月刊みりさば0404
 私のやろうとしている「官軍」ってのは幕末に西洋式の訓練をうけた部隊で、戦国時代からの「鉄砲隊」ってのとは強さも中身もぜんぜん違う。
 鉄砲は日本製の火縄銃より数段性能のよいもの、装備はこの年代ではちょっと前まで独立戦争をしていたアメリカの余剰兵器(独立戦争が終わっちゃったのであまっていたんだと)とはいえ最新のもの。戦い方もオランダ式などの教練を取り入れている。
 この時代こういった西洋式の武器と戦い方をする兵がでてきたことで刀と剣術に長けた武士が主役であった時代は終わりを告げてしまい、鉄砲と訓練された兵隊が主役の時代がくるのである。
 そうなるとこいつは日本で近代の軍隊組織の誕生ともいえる 事態ではありませんかっ?
 そんなわけで、新撰組ブームとも重なって「みりさば的幕末ミリタリー」の官軍への参加!となってくるのであります。

 しかし、近代的軍隊の幕開けともいえる官軍なんですがそれでもまだまだ江戸時代の流れを引きずっている面もありまして、服装は洋服なんですけどかぶり物が韮山笠などのいかにも日本的な笠だったりします。しかもなんだかんだいってもまだ刀も持っているし....まぁ、その和洋折衷的なところもまたおもしろい物ではあります。

 銃の方もいろいろとありますが私が今所属しているグループで使用しているのは前装填式のエンフィールド(エンピール)銃。それまでの戦国時代からあった火縄銃から火種がいらない雷管式という現在の銃の方式に一歩近づいたものの、まだ前装式(銃身の先から弾を入れてやる方式)のため、カートリッジ式の現在の銃と違って1発1発前から弾を込めてやらなければいけないという代物です。
 そのため私たちが実際に銃を扱う際にも前装式の(実際は弾はでないんだけどね)装填作業をいちいち行ってから射撃体制に入ります。
 そのほか銃の構え方一つもいままでと違ってオランダ式の物を覚えたりと覚えることがいっぱいなんですが、現在の銃に変わるまでの歴史を体感できたり、はじめて日本という国が取り入れた軍隊形式に興味津々だったりとなかなかおもしろい体験で新鮮なおもしろさがあります。

 そんなわけで現在幕末的ミリタリーに参加すべく官軍のイロハの特訓中っ!五月になりますとあちこちの町で新撰組祭りが開催されますのでそういったお祭りに続々と参加予定です。
 来月はこの特訓の成果(?)を披露しちゃおうかな~。



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Posted by さめ ひろし at 22:53│Comments(0)月刊みりさば
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