2010年06月20日

月刊みりさば2008

月刊みりさば2008
月刊みりさば2008年01月号
「AKブーム!」


 東京マルイからAK74MNが発売された。
 AK74のモデルアップって本当に久しぶり!
 そんなわけで今回はAKの話なのである。

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 前回、AKがモデルアップされたのはメーカーとしては今はなきLSから発売されたガスガンが最後だったと思う。
 後にアリイからも発売されていますが、あの中身はLSの金型なので実際のところLSが最後なのだ。
 ガスガンがでる数年前にコッキングガンでも発売されて、その時はうれしくて発売と同時に購入した。
 高校生のときだったかなぁ。懐かしい。

 しかし、知名度も高く、人気のAKなのにどうしていままでAK74が出なかったのだろうか?
 私は「似ているようでぜんぜんにてないから」だと思っている。
 AK47とAK74は一見すると大型のフラッシュハイダー、マガジン、ストックの形状くらいかなぁと思うかもしれない。なんとなく同じような印象があるんじゃないだろうか?
 しかし、実際はまじめに作るとなると共通パーツはほとんどないといっていい。M16A1とA2くらいパーツが違う。ほとんど作り直しになってしまうのだ。実銃も弾薬すら共通性がないしね。
 その辺もあってマルイさんも今まで出さなかったんじゃないかと思っているんだが実際はどうだったのだろうか?
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 そんな私の勝手な予想はどうでもいいとして、ここんところのAKブームはすごいものがある。特に海外メーカーからのAKのコンバージョンキットがたくさん出ていて、お金さえあればかなりいろいろなバージョンのAKを作ることが可能だ!

 写真はそのコンバージョンキットで作成されたAK。上のものはルーマニアタイプと呼ばれるものでフォアグリップに特徴のあるAK。こんなタイプのAKだって作れちゃうのである。
 それ以外にも最近西側でブームのえらくハイテクな感じのAKやレールなんかもつけられて今電動ガンで一番バリエーションが作れる銃となっているのだ。

 こんな状況で本家東京マルイもついにAK74を発売されることになった。
 個人的にはベーシックなAK74を出してほしかったところだが、今回出たのはAK74MNというモデル。折りたたみもできるストック以外にもメカボックスが新しくなってや連動してボルトが動くようになっているのがちょっとおもしろい。
 またこれでいろいろなカスタムパーツも出揃いそうでAKブームはもうすこし続きそうである。
 新しいシステムも含めてちょっと楽しみですね。


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月刊みりさば2008年2月号
「VSR-10を改造してみる!」


 昨年の11月の「今月も一言」で充電式カイロを購入した話をしました。
 冬場にガスガンを使うためにフロンガスをあっためるために買ったのですが....結論からいうとちょっとダメでした。
 タナカのモーゼル98Kはマガジンにフロンガスを入れるので、こいつを暖めるためにはカイロを銃に巻きつけるような方法になります。そうなると狙いにくいわ、BB弾の再装填をするたびに巻きつけたカイロをはずさなきゃならないわとすごい大変。
 しかも、ここまで苦労したわりにはそんなに温まらなくて初速はそんなにあがらないし、タナカの98k自体の問題もあって命中精度もそんなによろしくない。
 ゲームできないわけじゃないけど、あまりにもハンデがあるのでちょっとコレでは戦えないという結果になったのでした。
 そこで今やっているのは東京マルイのVSR-10の内部ユニットを旧型のコッキングタイプのタナカの98kに組み込んでみようという壮大な計画である。
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 月間みりさばの2003年3月号でも紹介しましたが、東京マルイのVSR-10は単発ライフルなのであまりサバイバルゲームでは使われていませんが命中精度はかなりいい。おまけに実売で1万5千円前後というかなりお手ごろな価格でさらにユニットは非常にコンパクトで組み込むにはもってこいのエアガンなのだ。
 現在いろいろと削ったり、パテ盛ったりしながらがんばってます。下が改造前のストックで上が改造中のもの。
 結構削らなくちゃいけないところが多くてなかなか大変な作業なんだけど、木製ストックなので相手は「木」である。彫刻刀と大型カッターとヤスリがあれば何とかなっちゃうのである。
 この辺相手が金属だとどーしても専用工具がないと限界がある。硬いからね。
 木ならなんとかなるし、木製ストックのモーゼル98kにぶっこんだVSRは想像以上にかっこいい!
 手作業で組み込んだから命中精度が落ちちゃうかなぁとか思ったけど、命中精度はぜんぜん変わらなかった!おお!すごい!
 よし、地道にがんばってかっこいい銃を作るぞー!


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月刊みりさば2008年3月号
「ボルトアクションだ!」


 前回もちょっと話しましたが仲間の間でボルトアクションブームなんです。
というわけで今回はボルトアクションの話をしましょう。

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 もうずいぶん前になりますがKTWというメーカーから38式歩兵銃が出たあたりのことでした。
 仲間内で38式が好きなやつが何人か買ってきて見せてくれた。
ボルトをがっしゃんがっしゃんやって撃つ姿はなんか面白そう。それにカッコいい。
 でも、38式は高いのでおいそれと買えずにかっこいいなぁくらいで終わっていました...

 しかし、その後東京マルイから安くてよくあたるボルトアクションライフルの傑作VSR-10が発売!
 月間みりさばでも2004年の2月号で取り上げたので覚えている方もいるかもしれない。

 この後タナカからモーゼル98kが発売されるが、こちらはディティールがすばらしいものの、性能はかなり残念だったため、観賞用になってしまう。
 実はこれ以外にもコッキングタイプのタナカのモーゼルを持っていたのですが、これも20年以上前に設計された銃なのでまともに飛ばずに押入れにしまってあります。こう考えると結構ボルトアクションも持っているなぁ。

 とまぁこんな下地があったのだけど、ボルトアクションって面白いよねーって話より先に進まなかった。

 しかし、KTWからソビエトの小銃「モシンナガン」が発売されたことでボルトアクションブームが炸裂(ただし、あくまで私のまわりだけで)。
 第二次世界大戦のイベントなんかをやるとけっこうボルトアクションを持ってくる人が多くなってきた。
 このブームにのらなければ!と壊れて押入れに入りっぱなしになっていた古いモーゼル98kを分解してVSRをぶっこんだのが先月。
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 ついに先日は「拳銃以外はボルトアクションのみ」というゲームも開催されたのでした。

 なぜボルトアクションオンリーかというと、第二次世界大戦の日中戦争タイトルだったからという事情もあったのですが(笑)、いがいとボルトアクションのみにしちゃうのも面白い。

 フィールドが膠着しちゃいそうなイメージもありますが、連射できる銃がないので弾幕がはれないから突撃なんかがいがいと有効。
 接近戦になるといきなりハンドガンが強くなったり、2mくらいではずしちゃうとコッキングガンは白熱する。

うん、やっぱりボルトアクションも面白いね。

バッテリーも要らないからなんとなく撃ちたいときに遊べるのもすごくいいねぇ!


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月刊みりさば2008年4月号
「ダメなほうの中国銃」


 なんだかオリンピックで熱くなっている中国ですがそれとは関係ないけど今月は中華製のエアガンの話だ!

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 月間みりさばの2007年の6月号なんかでもいろいろと取り上げましたが、中国製のエアガンがある。中国の技術をおもいっきりぶっこんだいい意味で言えばいいとこどり、悪い意味で言えば思いっきりパクリのエアガンなので正規ルートで売られることはない銃だ。詳しいことはリンク先の記事を読んでみてね。
 あのあと、旧タイプのマルシンのモーゼル98Kのデッドコピー(ほぼそのまんま、ストックがプラなのが相違点)が販売され、プラストックながらもなかなかいい感じのでき(そりゃマルシンのコピーだからね)でちょっと話題になったりと中華製のエアガンが話題になっている。版権の問題でたぶん雑誌では話題にならないだろうけど。

 でもね、中国製エアガンってそんなにいいものばっかりじゃない。なかにはすさまじいやつもちゃんと(?)あるのだ。今回はそんなダメエアガンを取り上げてみよう。
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 こいつがその通称「ダメなほうの電動ガン」である。この銃、ヤフオクで「電動ガン」で検索すると価格の安いランクのあたりにどばーっ!と出てくる。
 見た感じ東京マルイみたいな箱にそれっぽく入っている。バッテリー、充電器、BB弾からゴーグルまでついているフルセット。値段もものすごく安いから洒落で買ってもいいんじゃないかと思うが、こいつはそんな君の予想を超える商品だ。
 撃ってみるとものすごい軽い音がする。飛距離はなんと10m飛ばない!命中精度とかそれ以前の問題なのである。
 中身を見てみると金属部品がほとんど使われていない。バレルがプラスチック、メカボックスもモーター以外はほとんどプラスチック、強度もほとんどない。
 友人がこの銃をうっかり買ってしまったのだが、立てかけておいた銃が横に倒れただけでバレルが折れたというすごい話がある。
 中国製といってもメーカーもイロイロある。玉石混合といったところだろう。

 ちなみにこのタイプの電動ガン、AKだけではなく、SIGだとかP90とか結構いろんなシリーズが出ている。オークションなんかで「サバイバルゲームに最適」とか書いてあったりするけど、うっかり買っちゃうとかなり後悔するぞー!


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月刊みりさば2008年5月号
「展示会なんかやってみました」


 コミティアで展示企画をやってきました。ちょっとそのときの話なんかを語ってみます。

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  コミティアというのは同人誌即売会である。アニメ/マンガパロディ(俗に版権モノという)が多い中、版権モノ禁止でオリジナルだけしか参加できないちょっと硬派な同人誌即売会だ。

 硬派とはいったが、実際に参加してみると思ったより自由で版権モノ以外で活動する分にはなかなかいい感じの即売会である。
 みりさばは基本的にミリタリー関連の同人誌しか作っていないからこういう即売会に出るには非常に都合がよいので年に数回参加しているのだ。
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 で、今回はいつもと違ったことをやってみようと軍服の展示企画を申し出てみたら非常に好意的に通ってしまった。同人誌を売るイベントで軍服の展示とは非常にミスマッチかもしれないが前々からこういうことをやってみたかったのだ。
 でも、前から「ミリタリーの話って結構面白い話が多い。だからミリタリーをあまり知らない人相手に実物を見てもらいつつ話をしたら結構面白い企画になるのでは」ということを考えていた。なのでミスマッチかもしれないが結構興味を持っていただけるのではと考えていたのだ。

 当日はこんな感じ。企画の配慮もあってかなり広いスペースを提供していただいた。
 展示内容は第二次世界大戦中のドイツ/ソ連の軍服を展示して、ミリタリーに詳しい人に来てもらって解説なんかをしてもらった。
 ついでにヘルメットも持ち込んで実物とかレプリカなんかを触ってもらった。開催中はかなりいろいろな人に来てもらっていろいろ面白い話ができたと思う。
 ネットに比べると出会えた人の人数は少ないし手間もかなりかかったのでそうそう毎回できるものではない。でも、こういう風に直接いろんな人と話ができるのも面白いなぁと感じました。
 また、機会があればこういう企画もやってみたいですね。


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月刊みりさば2008年6月号
「ドイツに行ってきました」


 仕事でしたけど、実はドイツに行ってきました。

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 というわけでこの連載の長期読者の方はご存知かもしれませんが、2006年にも仕事でイギリスにいけたわけなんですが、今回もそんな感じでいってきました。
 だがしかしっ!まことに残念なことながら前回と違って今回のスケジュールでは戦争博物館にはたどり着けないっ!滞在地がデュッセルドルフなんでせめてボンまでいければぁぁぁあぁぁ。と血涙を流しながら今回は仕事以外はフツーに外国旅行でした。
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 今回の滞在地はドイツのデュッセルドルフとプラハ。ドイツはこれまたいろいろとあったのだが、みりさば的にはプラハの観光地のお土産物やをピックアップしてみたい。

 この観光地、実はロシア系の土産物屋が非常に多い。観光ガイドさんの言うところによるとみやげ物やの場所代が異常に高騰してしまって普通にやっていたんじゃやっていけないらしい。
 ではなぜロシア系の人が多いのか?というと実はバックで経営しているのはロシア系マフィアということなのだ。
 ロシア系マフィアといっても危険なものを売っていたり暗黒商売をしているわけではない。いたって普通の土産物屋である。実はこういったまともな商売をすることで非合法なお金を資金洗浄して「表に出せる金」にしているということらしいのだ。ふーん。

 なので、プラハであるのにマトリョーシカとか売っているし、何よりも面白かったのはお土産に混じってソ連の勲章類やガスマスク、ピロートカと呼ばれる略帽がうっていることだ。
 お、これは!とちょっと物色モードに入ったものの、個人的に探しているものはなかったのとやや物価高だった点。そして何よりもヘルメットとかスーツケースにはいらんではないかとかそんなことでさすがに軍装品の購入にはいたりませんでした。
 古代の大砲とかけっこういろいろなものもあったようなので仕事抜きで1週間くらいのんびりできたら楽しいだろうなぁ...あとドイツもそれくらい滞在したいなぁとか夢が膨らんじゃった今月でした。


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月刊みりさば2008年7月号
「松本城に行ってきました」


 先月のドイツは仕事でしたが、今月は社員旅行がありまして、今度は長野に行ってきました。
 そこで、国宝の松本城にいってきましたのでその辺のお話をします。

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 松本城は長野県松本市にある城で、別名烏城(からすじょう)とも呼ばれている国宝の城なのだ。
 国宝ということで周囲は高い建物を建ててはいけないという条例があり、結構遠くからも松本城を見ることができます。
 本丸の御殿が消失してしまっているので現在残っているのは本丸と二の丸、掘の一部と復元させた門のみです。
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 明治維新の後に解体の危機に陥ったという経歴があり、「この城を解体から守った人」がのっていたりしてその辺が幕末の歴史を感じることもできます。
 一度競売で落札しちゃったりして、それを買い戻すためにイベントを開いて資金を集めようとしたりとか結構大変だったらしい。
 当時から考えれば旧体制の軍事拠点のシンボルみたいなものだからしょうがないのかなぁ……
 当時からしてみれば終戦直後に零戦とか戦艦を保存するなんてことなんでしょうか?そう考えると現代の兵器だって保存活動していてほしいものですね。

 そういう軍事的視点でみても城って結構面白いもんです。いたるところにあって敵を迎え撃つ矢や鉄砲の「銃眼」があちらこちらにある。矢と銃用で大きさが違うのもなかなか面白い。
 それにこの銃眼は中からのぞくと思わず迎え撃つときのことを考えちゃってどきどきする。当時はもちろんそんなものはないけど、おもわず軽機関銃をすえつけたくなりますな。
 ちなみに日本の城は大砲で撃たれることを想定していないのがほとんどなのでみんな天守がそびえたっている。でも、西洋型の城の五稜郭なんかは大砲攻撃を想定しているのでそびえたつ天守がない。
 なーんてことも考えながら城を見てみると結構ミリタリー的にも楽しめるものであります。
 長野にお立ち寄りの際は是非!


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月刊みりさば2008年8月号
「図書館戦争」


 今年のアニメで「図書館戦争」ってヤツが放映されていました。
 今回はこれに出てくる軍服がちょっと面白かったので有能な友人達の協力の下で軍服を作成してみた話です。
 「図書館の自由が侵される時、我々は団結して、あくまで自由を守る。」のだ!

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  図書館戦争というお話は、近未来のフィクションである。
 メディア良化法という「公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる目的で書籍・映像作品・音楽作品などを任意で取り締まる法律ができてしまった。
 作品中では本の検閲、流通差し止めなどが行われ、さまざまな自由が奪われてしまう。その法律に唯一対抗できる根拠法を持つ図書館が防衛組織を発足させ、戦っていくお話なのである。
 やや強引な設定ではあるものの、設定の面白さと一見自衛隊っぽい軍服の面白さからちょっとこの架空の軍服を作ってみたくなったのだ。
 この話を友人にした時に同じことを考えている人が結構いて、mixiというSNSでコミュニティ(いろいろなテーマで話し合ったり写真を載せたりできる場所)が作成されたので早速入ってみた。
 なかなか面白かったのが、一人じゃ集めきれない情報もたくさんの人がいれば情報がかなり集めるということと、パッチや階級章なども人数をそろえて業者に頼んでくれる人がいたり、器用な人がまとめて作ったりしてくれた。徽章類やパッチは自分ひとりではできなかったことでこれはなかなかうれしい誤算。
 情報がそろうにつれて、アニメを見ただけでは「陸自の服を流用できるんじゃないかなぁ」とか思っていた服が結構詳細が違っているため、いろいろと作成しなければいけないことがわかって、結構予算がはみ出てしまった。
 これはチームなどで装備をそろえるときも共通することで、みんなで盛り上がってくるとついつい余計なものを買ってしまったり、一つ上の値段のものをそろえてしまったりする。これはなかなかお財布に恐ろしいことなんだが、その分いいコレクションができたりする。何よりも好きなことについていろいろと話し合っていけるのは非常に面白いことなのである。
 なのでコレクションをそろえる時に同じ系統のコレクターとは是非情報共有をすることをお勧めしたい。とっても楽しいデス!
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 そんなこんなでできたのが今月も一言2008年8月の写真である。あえてこっちには完成写真を貼らないから是非今月も一言を見てみてね。
 サバイバルゲーム用のアトランコ社のBDU(これが一番形が近かったので)を改造し、サバイバルゲーム用のニーパッドとエルボーパッドを装備、ピストルベルトなどの装備は米軍のLC2の流用。
 ヘルメットは現在のドイツ軍のフリッツヘルメットを流用。ボディーアーマーは米軍のデザートのボディアーマーカバーにODの布を貼り付けてODのボディアーマーみたいにした。
 腕についた図書隊のパッチは人数を集めて業者に発注したもの。ゴーグルは米軍のものなんですがこれはihagun.netで購入しました。
 できばえは個人的にはなかなかいい感じに出来ました。
 夏のボディーアーマーもどきは季節をまったく考えていなかったのでちょっとどころじゃないくらい暑かったけど志の熱い仲間と楽しく過ごせてなかなか面白かったです。


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月刊みりさば2008年9月号
「MILスペック」


 皆さん新入荷(7/31入荷)リスト見ましたかーっ?
 「C-049 軍用ティッシュBOX01」という商品が載っているんですが、一瞬「軍用のティッシュボックスがあるのか」と本当に信じてクリックしてしまいました。
 こういう冗談商品が軍払い下げ品として出てくるってことは、沖縄の基地でこういう冗談商品が使用されていたってことでなかなか洒落のわかる人が基地内にいるようですね。

 こういうものも米軍からでてきたから「軍用品」になるのかなぁ?
 ということで今月は軍用品の一つの目安となる言葉「MILスペック」についてお話しましょう。

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 ミリタリー商品を紹介するときにこのMILスペックという言葉がよく出てきます。
 このMILスペック言葉をネット上のフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から引用してみましょう。

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 MIL規格(Military Standard)とは、アメリカ国防総省が制定した、アメリカ軍が必要とする様々な物資の調達規格である。正式には「A United States Defense Standard」と言う。
 その内容はミサイル部品からコーヒーメーカーまで多岐に渡り、国防総省が調達する品目の規格・仕様が規定されている。
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 つまり、米軍が物品を調達する時に「これこれこういう仕様にあったものを納入してください」という仕様書なのである。
 そして、この仕様にしたがって納入されている米軍軍用品はMILスペックという仕様で品質保証されている。
 軍が戦闘用に使うモノが多いため、この仕様書は苛酷な環境に耐えられるような仕様であることが多く、それがこのMILスペックという規格の魅力である。
 若干過剰な仕様になっている感じもあるが、それがまた通常の服や道具よりも魅力のあるものであり、サープラスマニアにはたまらないところなのである。
 時折同じ型の装備や服でも若干生地やものが若干違うこともある。でも、それは納入業者が偽装しているんではなく、年代によってMILスペックの仕様が若干変更されているからなのである。
 東京の某ショップでこのMILスペックの仕様に合わなかったエラー品がうっていたのを見たことがある。たしか米軍のコンバットテントが色が仕様と異なっていたとかで納入できなかったということだった。結構厳しいのね。
 米軍軍用品を手に入れてみたらその同年代の服と比べてみるのも面白いかもしれない。
 一般品と比べるとその頑丈さにびっくりするかもしれませんよ。


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月刊みりさば2008年10月号
「排気ファン付きゴーグル」


 東京マルイさんからついに本格的なゴーグルが発売されました。思えばシューティンググラスは出ていたけどゴーグルは出てなかったもんねぇ。
 で、今月は排気ファン付きゴーグルの話である。

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 まぁ、今回は発売されたばっかりの排気ファンつきのゴーグルを試してみて....なんて思ったのだが困ったことに手に入らなかった。某ショップでなんか「あの、ゴーグルを...」といっただけで「ああ、マルイのゴーグルでしたら売切れですよ」と返されてしまった。うーむ、なんか悔しいからしばらくかわないぞっ!ぷんぷん!(笑)
 まぁ、私の場合、こういう商品ってタイミングを逃すと買わなくなっちゃうものなんである。
 友人が早速買っていたので悔しさ半分で見せてもらったのですが、なかなかものはよさそうである。
 後付ではなくはじめからファンがついているのでデザインがいい。
 このファンはヘルメットや帽子に干渉しづらいという評判だったけど、まったく問題なしというわけには行かないようだ。
 排気口をふさいじゃうと排気効率が落ちる場合もあるみたい。このへんはヘルメットユーザは確認が必要だね。
 眼鏡が使用できるようにゴーグル自体が大型なのもなかなか考えられている。眼鏡の曇りもついでにとれるから眼鏡ユーザーには朗報かも?
 ファンにはターボモードなんてのも備えられていて万が一曇っちゃっても即座に解消できるモードがある。フェイスガードは軟質製で銃を頬付けしても干渉しづらいとマルイらしいいろんなところが考えられた作りだ。
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 でも、こういう排気ファンでゴーグル内部の熱気を排出するというシステムはものすごく昔からあるものだ。私も何度かPC用のファンで自作してみたことがある。
 お金のない人は自分でいろいろと作ってみるのも面白いと思う。取り付け位置がイマイチだとぜんぜん効果がなかったりもしますけどこういう加工をしてみるのもなかなか面白いものです。
 ちなみにシューティンググラス使用の多い私はケミカル(曇り止め)派。この辺のケミカルの話は次回にしましょう!まぁそれほど期待しないでまた来月!


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月刊みりさば2008年11月号
「ゴーグルの曇り止め」


 今月はゴーグルの話の続きなのである。あえて流行から避ける方針でファン無しゴーグルにチャレンジしてみようかぁっ!(笑)。

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 実は先月あの後にゴーグルを買い替えました!
 なんかマルイブームなのであえてマルイ製品を避けてアクセスというメーカーのサーマルレンズゴーグルにしました。うん、我ながらひねくれもんだなぁ!
 というわけで今月は排気ファンに頼らないでゴーグルの曇りを何とかしてみましょう。
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 まず、お勧めはサーマルレンズゴーグルである。サーマルレンズとうたっているものはレンズが二重構造になっていて曇り止めが非常に強力なので簡単には曇らない。
 サーマルレンズでも曇ってなぁ……なんて人がたまにいますけど、意外とそういう人ってヘルメットとフェイスガードで通風を完全に殺しちゃっている人なんかがいる。自分の吐いた息が直撃だとさすがにどんなゴーグルでも危険だ。この辺にも注意してみよう。
 サーマルは高いなぁとかあのごっつい感じがすきになれないなぁなんて人はケミカル(曇り止め)に手を出してみましょう。
 ベーシックなのはコンビニなんかでも売っているし、台所用洗剤を内側に塗るなんて技もありますけど、安い曇り止めは気休め程度にしか効かないし、洗剤も丸一日は持たない。おまけに厚く塗りすぎるとべとついてくる。
 ここんところはきちんとしたものを買ってみよう。
 とりあえずは眼鏡店。あとはバイク用品売り場なんかにも売ってます。だいたい1000~1500円くらいでしょうか?
 何がいいなんてほど細かくチェックしていませんが、私は眼鏡店にはいって「一番よく効く曇り止めをください!」っていうことにしています。バイク用品のシールドの曇り止めなどは「シールド専用。ゴーグルには使用しないでください」って商品もあるので注意しましょう。


 とりあえず今回はサーマルレンズ+曇り止めをばっちり塗る。サーマルレンズはかなり調子がいい。曇り止めもいまんところ快調だ。それにこれからは寒くなっていくから来年の夏までは深く考えなくてもいいなぁ!
 あと、どんなゴーグルでも共通な大切なことが一つだけある。それは表面に傷をつけてはいけないということだ。傷がつけば視界は思いっきり悪くなる。ゴーグルの持ち運びは箱に入れて持ち歩きましょう。
 シューティングレンズは使い古した靴下に入れると傷がつかなくて便利だ。是非試してみてね!



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月刊みりさば2008年12月号
「対空砲にさわってきました」


 今年はサバゲーネタだったり旅行ネタから近況報告までいろいろとかいてしまった年でした。
 で、最後は今年も第二次世界大戦イベントの話でしめようと思います。

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 毎年11月末は恒例のイベントとして第二次世界大戦をタイトルにしたイベントが山梨県の本栖であります。
 いい感じに寒くなってくるころなので夜はかなり寒いのですが、ヨーロッパの冬の格好で遊びたい我々にとってはむしろいい気候。ヨーロッパ戦線日和ってヤツです(嘘)。
 そしてここ数年のこのイベントの傾向として軍用車両などが集まるのが面白さの一つとなっています。
 やってくる車両は毎年恒例の車両もあれば一度しか来ないようなものもあります。正直きてみないとどんなものがあるのかわからない。その辺のわくわく感が私を今年もこのミリタリーキャンプに来させてしまうのです。

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 ことしはなんと、あの海洋堂さんのご好意で実物のドイツ軍の対空機関砲とフィールドキッチン(移動炊飯車両ね)がやってきました。
 ワールドタンクミュージアムでおなじみの海洋堂さんはこういった実物の兵器(無論日本にあるので使えないようにしてあります)をいくつも持っていて88ミリ砲なんかも持っているのです。今回は主催のサムズミリタリヤさまの働きかけでこの対空機関砲がやってきました。
 本来なら博物館入りしていてもおかしくないモノが2日間だけとはいえ野外に展示。しかもミリタリーファンのためにびっくりするほど触り放題です。
 ハンドルはちょっと渋くておそらく当時はもっと軽々回ったんだろうという気もしましたが、ぐりぐりとまわすことができて当時の兵士の気分をちょっとだけ味あわせてくれました。
 フィールドキッチンのほうは実際に火を入れたわけではありませんが、鍋などを入れて給食風景を再現することができました。
 うわー、半世紀以上前の実物で遊べるなんてなんて贅沢な遊びでしょう!
 毎年ここまでのモノがそろうわけではありませんが、こんな素敵な体験ができたり毎年面白い仲間と夜中まで軍服を着て騒げるのが私流のミリタリーキャンプの面白さです。
 来年はどんな体験ができるんだろうとか自分でも来年は何を着てみようとか考えると今からわくわくしてしまうミリタリーキャンプなのでした。




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Posted by さめ ひろし at 07:24│Comments(0)月刊みりさば
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