2013年07月21日
月刊みりさば 2013年07月号 大友作品を見て来ました

IHAGUNが新しくなってからしばらくたちますが、先日イベントで友人より「新しいデザインはみやすくていいですよねー」ってお褒めの言葉をいただきました。
現在は作成しているのはいはさんのほうがされておりますが、こういう感想をいただくと自分のことのように嬉しいですね。
さてさて、今月はちょっと別ネタを書いていたのですが、昨日公開されたばかりの大友克洋の短編映画「SHORT PEACE」のなかの一作「武器よさらば」の出来が半端じゃなかったので急遽紹介したいと思います。
今回公開されたアニメは短編を4編収録したオムニバス形式なんだけど、このうち大友克洋が漫画で描いているのがこの「武器よさらば」です。
この武器よさらばが掲載されたのは1981年。

今ではソフトさえあれば当たり前のようにできることですが画像加工で有名なフォトショップが初めてこの世に出たのは約10年後の1990年。
そんな時代にこのようにアナログで描いた絵にエフェクトをかけてカメラ映像っぽくすることはかなり実験的で大変な作業だったはずです。
そんな原作もかなり実験的だったこの作品はアニメになってもかなり実験的。
この映像にもちょっとだけ出てきますが兵員輸送車の細かい動きを見るだけでもうドキドキです。
面白いのがカトキハジメさんなどメカの専門家が制作陣にいるため設定が当時のものから大幅に見なおされております。
例えばUAVみたいな連載当時になかった兵器が運用されていたりしているのですが、基本的なデザインは当時を踏襲されていて非常に良い感じになっています。
宇宙戦艦ヤマト2199などもそうなんですが近年の作品はこういった元の作品のディティールアップがうまくされていて非常に面白くなっています。
他の作品もかなり映像的に面白いことをやっているので劇場で見るのがお勧めです!
興味のある方はぜひ!