2010年06月17日

月刊みりさば2006年

地道に移行を続けておりましたが、このままではいっこうに現在に追いつけないので1年単位でひとまとめにのせていきます。
っていうか、はじめからこうすればよかったよ ORZ。

無計画ですみませんです。

月刊みりさば2006年
月刊みりさば2006年01月号
「ジークジオン!」

 昨年の1月はゲームのキャラクターの格好をしてみるってことで「メタルギアソリッド3(以下MGS3)」のキャラクターのコスプレの話をしました。
 今年の1月もまたコスプレの話なのだ。

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 実はあの後、MGS3のコスプレしている人などと友達になって昨年は何回かコスプレイベントにいってみました。コスプレ専門の軍服なしのイベントっていったことがなかったので結構新鮮でした。
 で、けっこう面白かったのでもう少し他のコスプレもしてみることにしたのが今回の話なのだーっ。

 第2弾は「機動戦士ガンダム(一番初めのヤツね)」にでてくるジオン軍の兵士のコスプレをしてみました。
 え?なぜにジオン軍かって?これはただ単に前からやってみたかっただけである。一番初めのガンダム好きだしー(笑)。
月刊みりさば2006年
 ベース服はなんとなく雰囲気が同じ感じのソビエトの服にマントをかぶせて作ることにした。本当はもう少し緑っぽいんだけどね。
 ヘルメットはイベントで見つけたスイスの消防士用ヘルメット。実際にアニメで出てくるヘルメットとは細部が違うのですけど、全体的な雰囲気がかなりイイ感じ。
 ベースの服にマントをかぶせて出来上がり。マントは自作です。
 こんな感じで完成。細部はかなり違うけど、全体的なイメージで「おっ!ジオン軍だっ」ってわかるような感じに仕上げてみました。
 コスプレ専門店で売っているものとはずいぶん違った仕上がりになりましたがそれでも結構カッコイイと好評でした。
 好評だった理由のひとつに払い下げの軍装品で集中させたということもあると思います。アニメのコスプレなのになんだか軍服っぽいところがおもしろいと思いませんか?この辺の存在感が軍服の持つ魅力なのかもしれません。
月刊みりさば2006年
 と、昨年はこんな感じでいくつかのイベントにでてみたらミリタリー関係の友人がまったく同じことを考えていて、ジオン軍の軍服を手作りで作っていたことが発覚。しかも、ヘルメットはFRPでフルスクラッチ!服は中田の北朝鮮軍の服のモデル品を改造して作成した超本格派である。
 というわけで意気投合してコミックマーケットで記念撮影したりしていましたが、今年はいっしょにコスプレイベントでもいってみましょうか?なんて話していたりと、またまたちょっと変わった遊びが出来そうな2006年なのである。
 こんな感じで今年もまた馬鹿なことをやっていきます。それでもみなさんよろしくっ!



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月刊みりさば2006年02月号
「東京で雪が降って大騒ぎ!」


 先月「今月も一言」で『今年の関東地方は豪雪であちこちが大変なことになっている中、幸運にも雪がふらなかったので...』等と書きましたが、あの原稿を送信した翌日、東京は8年ぶりの大雪が降りました。
 いやもうビックリ。といいますか、翌日、我々はWWⅡのヒストリカルゲームを楽しむべく千葉県の某所に集合したのです!
 昨年もそんなようなことを書いていますが、昨年の場合、この季節にあの場所なので運が悪ければ(いや?よければか?)雪が降る可能性はあったのだ!
 今回は都心ではないとはいえ千葉県!しかも今年の関東地方の状況からいってもとても雪が降るなんて想像しない環境だったのである。
 翌日は雪こそやんだものの、主要幹線道路以外はまだまだ雪が積もっている状態。高速道路も日当たりの悪いところは雪が残っていてそれがまた凍っているもんだからなかなか危ない!それでも注意しながらなんとか事故もなく会場まで到着~!
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 ゲーム会場はもっと大変なことになっていてとても千葉とは思えない状況。
 まずは会場まで車が入れるように雪かきからスタート!そして雪がやわらかいうちに固めてしまおうとみんなで駐車場を車で回ったのですけど、インターメカニカのレプリカキューベルワーゲンを所有している某氏はこのイイ感じのジオラマでキューベルが爆走できるという事にすっかり楽しくなってしまったらしく、何かに取り付かれたかのように雪の駐車場をぐるぐる回っていました。
 結局ゲームのほうは2ゲームしか出来ませんでしたけど、今年初めてのヒストリカルゲームはちょっと東京では体験できないゲームとなってしまったのでした。


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月刊みりさば2006年03月号
「謎の深まるイラクアイテム」


 ミリタリーのイベントでイラク軍の階級章とベレー帽を発見!
 まぁ、あまり出回っているものではないのでお値段はけっこうしたのですが、ちょっと興味があったので悩んだ末に購入。
 というわけで今月は「あの」イラク軍の階級章をちょっと見てみましょう。

 まずは階級章。肩のエポレットに通すタイプの階級章。私が購入したのは少尉の階級で星がひとつついている。中尉で2つ、大尉で3つということか。
 問題なのは大きさ!とにかくでかいのだ!
 米軍のサービスドレス用の階級章と比べると縦、横ともに1.5センチくらいでかい!こんなでかいの見たことないぞーっ!
 さらに問題なのがベレー帽!帽子自体が小さめで、ベレーを立てる部分の型も小さいのは最近の流行ともいえるのですけど、帽子本体のつくりがものすごく貧相なのですよ!
 さらに帽子についているバッチのしょぼさが半端じゃねぇ!普通のバッチと同じように裏面に虫ピンのようなものがついているのですが、ピンの部分がものすごく甘いから簡単に取れちゃうし、ピン自体の材質も日本の虫ピンなどと比べるとお話にならねーっ!
 ベレーのバッチを落としちゃうと「ただの小汚いベレー帽」のみになっちゃいますからとれないように糸でくくりつけちゃいましたけど、実際はどうしているのでしょうかと疑問に思ってしまう。
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 マイナーな国の軍装品を買ったら思った以上につくりが甘かった.....実は結構あることなのです。
 たとえば北朝鮮などの服なんかは「レプリカのほうが実物より全然できがいい!」「というかこの縫製の悪さは日本じゃ作れない!」などといわれるほどすごいできです。
 軍服のつくりってのはその国の時代や生産技術力が見れるものです。先進国の最新の軍装はその便利さやを実感できます。しかし、マイナーな国の生産技術に「?」がつきそうな国の場合、実用以外にもこういったつくりからその国の技術を改めて実感したり、文化の違いによる製品の違いを感じれるものでもあります。

 便利さも不便利さも体感できる!先進国でも何十年前の服を買ってみればその辺の時代の進化も体感できる!それがいろいろな年代や国の服を集める面白さなのです。
 みなさんも手に入れた服の年代や時代をちょっと考えてみてください。買った服の愛着も増えるかもしれませんよ?
 というわけで今月は実物の軍装品の楽しみ方のひとつでしたっ



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月刊みりさば2006年04月号
「タイガー迷彩 ついに正式採用へ!」


 一大事である!
 先日、アメリカ空軍が迷彩服の変更をホームページで発表した。
 これがなんと、タイガー迷彩なのである。
 というわけで今回は新しい迷彩パターンの話。

 タイガー迷彩といえばベトナム戦争でよくみられる迷彩パターン!
 この時期、米軍の一般の兵士はまだ迷彩服ではなくジャングルファティーグと呼ばれる単色のODのユニフォームを採用していた。
 しかし、迷彩服の必要性をいち早く感じた特殊部隊で迷彩服を自前でそろえたのがこのタイガーパターン。正式採用でないため、いろいろなパターンがあるのだ。
 当時のニュースフィルムにも登場するくらいよく使われていたタイガーパターンであったが、結局米軍の正式採用にはいたらず、米軍はリーフパターンという迷彩服を導入する。
 そしてその後米軍は現在使用されいてるウッドランドパターンを採用する。この迷彩パターンは米軍で長い間使用され、迷彩服といえばこのパターンを連想させるほど有名なパターンとなったのだ。
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 しかし、そのウッドランドもいよいよ更新される時期が来たようだ。現在、海兵隊はすでに変更されており、MARPATと呼ばれるピクセルパターンの迷彩が採用されており、すでに放出品も出回り始め、当サイトの「衣類」コーナーでにもリストがある。
 陸軍も2005年秋ごろより新迷彩が採用されたのは月刊みりさば2004年7月号でもお話しましたが、ネットなどで調べると薄い緑がかったグレーのピクセルパターンが採用されたようだね。

 そして!今回空軍の迷彩パターンの発表となったわけですが!!海兵、陸軍の未来チックなパターンとはまったく違うまるでベトナム戦争を連想させるようなタイガーパターン!
 ポケットも4ポケットなので払い下げ品としてラフに着るのもイイ感じ!
 胸のポケットの中には携帯電話なども入れられるような小ポケットがついているそうで、この辺も興味津々です。
 こちらの採用予定は2007年を予定。
 基地祭の兵士もきっとワイルドな雰囲気になることでしょう。いまからちょっと楽しみですねー!



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月刊みりさば2006年05月号
「イギリス帝国戦争博物館」


 というわけで無事にイギリスから帰ってきました。
 先月ちょっと書きましたがヤクトパンターのある戦争博物館を見にいってきましたーっ!
 ということで今月は帝国戦争博物館の話です。

 仕事も順調にこなし、待ちに待った自由時間。まことにうれしいことに自由時間の宿泊地はロンドン。戦争博物館も実はロンドンにあるのだ。なにかの都合でロンドンにいくことがあったら是非是非行ってみてほしい。
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 館内はこんな感じ!天井にはムスタング、フォッケウルフ、スピットファイアなどの第二次世界大戦の有名戦闘機がどーんと飾ってある。この写真には写ってないけれどドイツの科学力を世界に知らしめたロケット兵器V1、V2、世界初のジェット戦闘機He162なんてのも飾ってある。
 1Fにはヤクトパンター、シャーマン、T34/85、バレンタイン、チャーチルなどの戦車がならんでおり、戦車好きならこのフロアだけで1日過ごせそうな感じだ。
 さらにさらにさらに第一次世界大戦ではじめてでてきた世界初の菱形戦車(ここにあるのはそのタイプのマークV)が飾ってあり、世界初の戦車を間近で見ることが出来る。
 すごいなぁと感じたのが当時の敵国であるドイツの兵器も区別することもなくカッコよく飾ってある点。兵器であっても歴史的遺産としてきちんと展示する素晴らしさにまたまた感動である。
 そしてその下のフロアには小火器と軍服が国ごと、時代ごとにどーーーーんと飾ってある。その手のマニアならもうここから出られなくなっちゃうんじゃないかっつーくらいの展示量である。
 ああ、一日弱じゃものたりないよー!開館から閉館までがっつり見たかったなぁ。

 ちなみにイギリスというのは非常に博物館の多いところでこの手のミリタリー関連でも空軍、陸軍、海軍博物館、世界一戦車があるといわれている戦車博物館などなどちょっと見たい博物館がもりだくさんである。
 ミリタリージャンル以外の博物館だっててんこもりなので博物館好きにはたまらない場所かもしれません。
 是非一ヶ月くらい向こうに滞在して片っ端から見たいものですねぇ.....



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月刊みりさば2006年06月号
「エアガンが陸自に納入された?」


 東京マルイの新製品として陸上自衛隊の「89式小銃」が開発中である。という噂が以前からいろいろなところでいわれていた。
 それが、今年の静岡ホビーショーでついに姿を現した。
 というわけで今月は東京マルイさんの新製品の話。

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 陸自系の銃の話が出るとかならずでてくるのがこんな話。
「陸上自衛隊の銃や警察の銃はエアガンやモデルガンでは発売されない」という噂だ。
 これは昔からよく言われていたことである。テロ対策で警察や自衛隊から許可が出ないからとか言われていた。
 いかにも本当っぽい話であるが、実はこの話は少なくても現在においては嘘である。
 実は「日本で正式採用されている銃」のエアソフトガンはけっこうあるのだ。

・ニューナンブM60
 マルシン工業株式会社より「ポリスリボルバー」という商品名でガスガンが発売
・SIG SAUER P220 陸上自衛隊仕様
 タナカワークスより「陸上自衛隊の刻印が入った」特別仕様がガスガンで発売
・64式小銃
 TOPより電動ガンで発売。また、ホビーフィックスから無発火モデルでモデルガンが発売されている。

 ざっとメーカーの正式商品だけでもこれだけある。さらに東京マルイも日本のテロ対策用として採用されたMP5をMP5-Jという商品名でリニューアルしたりしているし、市販のエアガンを改造できるキットなども含めれば結構いろいろなモデルが発売されているのだ。

 数十年前のモデルガンの規制の厳しい時代にはあったかもしれないが、「少なくても現代においては」日本で製造されている銃のエアガンがモデル化されないということはないようである。
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 さらに、今回の東京マルイのエアガンはもうひとつ面白いトピックがある。
 この89式小銃の電動ガンは訓練用として実際に陸上自衛隊に納入されてもいるのである。陸上自衛隊正式採用電動ガン!すげぇ!
 陸上自衛隊仕様は訓練用として若干パワーが上げてあるとかいろいろとまた噂されていますがどうやら基本的にはほとんど同じものらしいです。

 強固なフレーム。メカニカル3点バースト機構、M16系のマガジンの上位互換(M16のマガジンも使用できます、ただし、89式のマガジンはM16には使えません)とサバイバルゲーム的ポイントも盛りだくさんの89式小銃。
現在のところ詳しい発売日は未定ですが、昨年のM14に続いて今年の話題作になることは間違いなさそうなのだ。


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月刊みりさば2006年07月号
「メスパンで米を炊こう!」


 いよいよ夏です。夏といえばキャンプ!一年中雪の中でもキャンプするような私と違ってふつーの人のキャンプの季節は夏みたいです。というわけで今回はキャンプの話。

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 私はあまり炊事が得意なほうではないので、キャンプでの食事は実はかなり適当にしています。おかずはあっためるだけのアレとか缶詰とか。
 米なんかもめんどくさいので昔は100円ショップで「レンジでチンするか15分くらいゆでるとできるパック入りのアレ」を買っていました。
 ところが、米って少なくても屋外じゃパックよりも炊いたほうが楽で早いって知ってました?
 私もちょっと前まではパックご飯のほうが楽なんだと思っていました。しかし、実はパックご飯をゆでるお湯を沸かすよりも米を炊くほうがゆでる水の量はぐっと少ないのです。つまり、ゆでるよりも炊いたほうが早い。
 おまけに米を炊くのって実は簡単。意外と失敗しないものなのです。

 さて、せっかくの月間みりさばでせっかくのIhagunですから今回は米軍の個人用野戦食器「メスキット」で米を炊いてみましょう。
 なぜメスキットかというと米軍は米炊かないから飯ごうがないんですよ!でも、心配無用。メスキットでも十分米が炊けます。
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 用意する米は無洗米を使用するととがなくていいから楽です。こいつをまぁ1~2合くらい入れて水筒から水をどぼどぼーっと入れてやります。水の高さは米より7~8mmくらい上にしておけばいいでしょう。で、米が水になじむまで10分ほど置けばよりベスト。あとはコンロの火をなるだけ弱くしてコンロにかけてやります。メスキットは浅いですから強火にすると芯のある米になっちゃいますから弱火で十分です。
 あとは10分ちょいくらいほっておけば米が炊けます。メスキットの持ち手でロックしておけばふたがふきこぼれて開いちゃうこともありません。
 水蒸気が出なくなってしばらくするとちょっと焦げたようなにおいがしてきますのでそこで火からおろしてしばらく置いて蒸らせばOK!
 この蒸らし時間を利用しておかずを作るといいかもしれません。というわけで私の場合はフライパン用のメスキット(2つめ)の登場です。下はフライパンに、ふたはおかず入れに使えるメスキットが大活躍!
 レトルトをあっためるのに使っても火があっという間に沸くのでかなり便利ーっ!
 いかがですか、意外と簡単で便利なメスキット。最近の米軍はMREレーションの普及により装備はあまりされていないようですが、ひとつあるとすごく便利ですよーっ!




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月刊みりさば2006年08月号
「エアーソフトガン新法!」


 エアソフトガンに関する法律が大きく改正されました。結構身近な問題にもなりますので今回はこちらでも取り上げたいと思います。

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 というわけで8月21日からエアソフトガンの法律が大きくかわってしまう。
 元凶は新聞をにぎわせた違法改造であり、純粋なファンにとってはとばっちり以外の何者でもないのであるが、施行されてしまった以上守らねばならない。ちなみに最高罰金30万円である。
 さらに、困ったことにこの法律先日まで現行販売していた銃で引っかかるものが何種類か存在する。

 法律で定められた値は銃口から1mはなれた地点での1平方センチあたりの威力の値が3.5Jということになった。3.5Jというと結構高そうだが実はこの値は6平方ミリメートルに直すと0.98J。
月刊みりさば2006年
 え?Jってなにかって?Jというのはジュールというエネルギーを測る単位のことで
「J=MxVxV÷2000」
[J=ジュール、M=BB弾の重さ(g)、V=BB弾の速度(m/sec)]
 という方法で算出できる。6mmの場合は0.2gのBB弾を使用するとだいたい初速の1/100がJの値になる。
 ちなみに今回の法律の0.98Jを0.2gの6mmBB弾で換算すると約99m/sec。現在の業界の自主規制値は0.8Jなのでまぁノーマルであれば合格する数値なのだが、この値はあくまで自主規制の値である。
 自主規制の値に特に罰則がないことなどから、メーカーによっては自主規制値以上の値を出す銃が存在したり、弾の大きい8mm弾を使用する銃は同じ初速でもJで換算すると規制値を超えてしまったりと、いくつかの理由で法律に抵触する銃が存在するのだ。
 現行販売の銃はほとんどのメーカーが無償で適応処置を行ってくれる。今回の法律は「知りませんでした」は通用しないのでメーカーのサイトに問い合わせたりして対応を調べることをお勧めします。カスタムモデルなどはメーカーが対応してくれない場合もあるのでそういった場合はカスタムショップに相談するといいだろう。

 私の持っている銃は先日ネットオークションで落としたばかりのタナカワークスのモーゼル98k(初期モデル)、それと以前にこのコーナーでも紹介したことのあるマルシンのデトニクス。念のため計ってみたら規制値の0.43g弾使用で67.5m/secに対して0.45g弾で69.52m/sec!0.43g弾では74m/secくらいでているのでやっぱり規制値以上の値だ。
 猶予期間は半年間。つまりユーザーは来年の2月くらいまでに対策をしなければならないということだ。私も早速メーカーに送るつもりなので結果はまたこちらで報告したいと思う。



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月刊みりさば2006年09月号
「エアーソフトガン新法 その2」


 エアガン新法が混乱の中でのスタートです。
 混乱しているのはメーカーもユーザーも一緒。私も情報収集がちょっと甘くて新しく見つかった情報もあります。今月はその辺も含めてお届けします。

 まず、8mmに関する正式な警察庁のパワーの数値に関するコメントから。
 警察庁の考えはあくまで面積あたりの威力を測定するということでした。そのため、8ミリの測定値は6ミリと計算式が異なり、
 6ミリBB→0.3×0.3×3.14×3.5=0.989J
 8ミリBB→0.387×0.387×0.14×3.5=1.646J
となります。
※3.5は法律にある1センチ当たり3.5Jの値。8ミリの半径の値は最大半径の値の関係で0.4cmではない。

 こうなると1Jだと思っていた8mmの銃は1.6JまでOK(0.43gで約87m/s)ということになり、先月はアウトだと思った銃でも法の範囲内ということになります。
 しかし、マルシンのサイトではこの初速以下のものでも回収リストに載せています。どうも変なのでもう少し調べてみると、この警察庁のコメントには
「少許の加工で容易に6ミリ弾を発射できる構造の場合は、その製品は6ミリの製品と判断し、0.989Jを適用する」
 という追加説明があるようです。
 少許の加工ってどれくらいの加工でしょうか?残念ながらそれに関する詳しい説明はありません。オートマチックタイプは難しいからどうなのか?それともそうじゃないのか?そのへんの決定は警察にゆだねられるようです。
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 また、アサヒ、JAC系のフルオートはパワーソースを外部に頼っているため、対応が非常に難しくなっているのが現状のようです。
 今回の法律で間違えないでほしいのは威力に関しては平均値などではなくピークパワーという計測方式を取っている点です。
 つまり、測定していく中で1発でも規定値以上の威力が出てしまったらアウトなのでギリギリではなく、余裕を持ったデチューンをしなくてはならないということなのです。
 デチューンに関しては先月はメーカーのサイトを紹介したが、ショップなどでは自分のところでしたカスタムに関しては無料でデチューンをしているところもあるようなのでカスタム品に関してはまずお店に聞いてみるのが一番でしょう。
 ユーザーも困惑しているようだが、メーカーも結構混乱しているようで、マルシン工業などは気が付いたらASGKから脱退してしまっているし、なんだかもうすこし混乱は続きそうです。
 とりあえずASGKやトイガン文化を守る会などのページで情報は集められるので是非チェックしてみてください。
※後コメント。思ったよりオオゴトにならず落ち着いた状況で施行されて良かったと思います。当時は真面目にバタバタしていたのです。

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月刊みりさば2006年10月号
「ACUの話」


 えらく古い話になりますが、月刊みりさば2004年7月号「陸軍の迷彩が変わるぞっ!」で取り上げた陸軍の新型迷彩服が徐々に出回り始めました。
 ihagunでも現在は品切れ中ですがリストに載っているので画像だけは見られた方も多いと思います。
 まだまだ少数で値段もこなれていませんが、わたしのまわりでも手を出してみる人が増えてきました。この間知り合いにじっくり見させてもらったのでみりさば的な感想を今月は語っちゃいましょう。

 この迷彩服の名称は「Army Combat Uniform」の略でACU迷彩服をよばれています。
 米軍が長年使用していた迷彩服はBDU(Battle Dress Uniform)と呼ばれていた。これがACUと名前が変わった。単なる戦闘服という意味ではなく服にARMYという名前が入ったということは「コレは陸軍専用の服ですよ」ということなんだろうか?
 実際、海兵隊はMARPATという独自の迷彩服を採用し、空軍は空軍でタイガーパターンの迷彩服を採用しようとしている。いままで同一の迷彩服を使用していたアメリカ軍は各自が独自の発展をしようとしているのだ。
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 ACUを見て一番感じるのはマジックテープの多さである。ボタンが本当に無くてファスナーとマジックテープばっかり。ちょっと不思議な感覚になる。
 両腕、胸ポケットの上にあるマジックテープは部隊章、ネームプレートを取り付けるためのものである。もう部隊章やネームプレートを縫い付ける必要もなくなってしまったのだ。もう裁縫しなくていいんだねぇ....
 胸の中央のマジックテープは階級章を取り付ける。両肩のエポレットが廃止になってしまったり、襟のデザインが変わってしまったので、階級章の取り付け位置は受難の時代である。余談だが英軍もこの位置になった。
 そしてこの服の一番面白いところは両肩についている四角い反射チップです。これはIR(赤外線)反射チップ反射材で赤外線のみに反射するという特殊な素材を使っています。
 これを採用することで夜間戦闘時に敵味方を識別して誤射をしないようしています。うわーなんかいかにも21世紀の戦闘服って感じだなぁ。
 ちなみに服自体は逆に赤外線に反射しないようなつくりになっています。この素材自体はドイツ軍のフレクタンパターンや自衛隊の新迷彩も採用しているものです。
 民間用に作られたモデル品などにはこのチップは付いていないものもあります(普通に使用には必要ないですからねぇ)。ihagunリストの写真を見た時にこれがついて放出されるのはさすが軍払い下げ品店だなぁとちょっとうれしくなっちゃいました。
 まだ入庫の少ないACU。入荷を見逃すなっ!



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月刊みりさば2006年11月号
「廃工場で遊んできました」


 サバイバルゲームをしたことがある人なら一度は(?)考えたことはあるんじゃないかなぁなんて場所でのゲームを今月は紹介します。

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 廃工場でアクション映画よろしくサバイバルゲームをしてみたい!
 こんなことは誰もが一度はあこがれることではないだろうか?
 しかし、廃工場でのゲームというのは考えている以上にハードルが高い!
 廃工場なんてそう簡単に見つかるもんじゃないし、見つかったところで勝手に入ってゲームをするわけにはいかない!
 最近の物騒な世の中。「近所の廃墟にテロリストが潜んでいるっ!」なんて通報されちゃうかもしれないし、なによりも勝手に人の建物に入るのは違法なのである。

 そんな難しい廃工場だが、昔からの知り合いで「廃工場を探し出してきてゲームをする算段をしちゃう」のがものすごく上手い人がいる。
 この人とは10年以上のお付き合いなのだが、私が知っているだけでもいままでに3箇所の廃工場を探し出してきて「インドアコンバット」というイベントをプロデュースしている人なのだ。
 今回は、人数が十分集まったので私たちの企画でゲームをやりました。
 今回使用したフィールドはサバイバルゲームのほかにも映画撮影などにも使われているという本格的な廃工場(?)だ。
 なんでも我々が使った翌週は「ボウケンジャー」の撮影だったらしい。
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 せっかくの廃工場ってことで市街戦風味のヒストリカルゲーム。
 国連各国という設定で集まった近代の軍隊は廃工場がよく似合ってかっこいい!
 私も今回は連邦ドイツ軍の国連部隊として参加しました。
 10年がかりくらいでこつこつ集めてきたドイツ軍はよく考えたらヒストリカルゲーム初参加!
 ケプラー素材のフリッツヘルメットは当たり前だけど鉄製に比べると軽くて快適!実は鉄板が入ってない防弾効果のないボディアーマーは予想以上に暖かかったです。
 旧ドイツなんかのふるい服もいいですけど、新しい服もいいですねー。ボディアーマーとかでゲームをするのも新鮮でいい感じです。

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 なお、インドアコンバットのサイトはこちら。
インドアコンバット アイリーン
 不定期にサバイバルゲームを開催しているので、関東の方で興味のある人はちょっとチェックしてみましょう



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月刊みりさば2006年12月号
「寒い中でドイツ軍」


 先月は現代のドイツ軍の軍装で遊んできた私ですが、今月は一気に時代をさかのぼって第二次世界大戦のドイツ陸軍の格好で遊んできました。というわけで第二次世界大戦のイベントのお話。

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 サムズミリタリヤ様が定期的に主催しているイベント「ウィンターフロント」というイベントがあります。これは主に第二次世界大戦をテーマとしたイベントで、独特の面白さのあるイベントです。
昨年(月間みりさば2005年12月号参照)は「遠すぎた橋(マーケットガーデン作戦)」がテーマだったのですが、今年はノルマンディーのオーバーロード作戦がテーマとなり、ドイツ軍、英軍、米軍のファンが集まりました。
毎年いろいろと変わったことをやってくれるのですが、今年は軍用車などもやってきて貴重な車を見ることもできました。
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 今回はキューベルワーゲン(インターメカニカというメーカーの精密なレプリカモデル)などの車両のほかに軍用のトラックや古いトラック(こちらは実物)が参加して会場の雰囲気を盛り上げていました。兵員輸送ごっこってことで荷台に乗せてもらって兵隊の雰囲気を堪能させてもらいました。

 さらに今回すごいなぁと思ったのがこの自走砲。なんとヤ○マーのキャタピラ車両の上を全部取っ払って鉄板を溶接して作ったという労作。サイズはやや小さめですが、それでもちゃんとキャタピラ駆動する様子は迫力十分でした。
 私などはプラモデルですら満足に作れないですからこういうのっていったいどうやって作っているのか想像もつきません。ほんとにすごいなぁ.....
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 第二次世界大戦の装備となると先月着たような現代の装備と比べると不便な部分がいっぱいあります。特にドイツ軍の装備ってのは見た目はカッコよく、すごく機能的に見えるのですが、意外と不便なところが多い装備なんです。
 でも、この不便なところを体感するのもミリタリーの面白さであります。トイレに行ったときにズボンのボタンの多さに不便だなぁと感じているとチャックのありがたみがわかりますし、最近の米軍などの軍服にマジックテープが多用されているのもなるほどなぁと思ったりします。
 そんなことを味わったり、逆に便利さを体感したくて私はいろいろな年代の装備に手を出しています。皆さんも最新の装備以外にもちょっと古めの装備も機会があったら触ってみてください。意外と面白いですよ。




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Posted by さめ ひろし at 21:36│Comments(0)月刊みりさば
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