2010年06月20日
月刊みりさば2009

月刊みりさば2009年01月号
「ABU迷彩キターッ!」
昨年の12月新入荷商品に月刊みりさばの2006年4月号で紹介した空軍の新しい迷彩服がついに入ってきました。
おお!あの時紹介した迷彩服がもう払い下げ品で入ってきたのか!月日がたつのは早いなぁ……
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このABU(Airman Battle Uniform)迷彩とは空軍が昨年採用した迷彩服で陸軍のACU迷彩と同じような色調でありながら迷彩パターンがベトナム戦争の時に特殊部隊が使用していたタイガーパターンにそっくりというなかなか面白い迷彩服です。
でも、予算を航空機にほとんど取られちゃっているので迷彩服への割り当てが少なく、装備の支給なんかはかなり遅れているみたいです。
そうなるとこの迷彩服がたくさん出回るのはまだまだ先の話かもしれませんね。

で、改めて写真を見てちょっとびっくりしたのが予想以上の「タイガーっぽさ!」なのだ!
色調は陸軍のACUっぽいのだが、柄がタイガーパターンだから「退色したベトナム当時の迷彩服」みたいな感じでちょっと笑った。よく見ればポケットの形とかぜんぜん違うんだけどそれがまた微妙に面白い。
それと、U.S. AIR FORCEやネームプレートの部分もタイガーパターンなんですね。この辺は最新の迷彩服だけあってちゃんと迷彩効果を考えた仕上がり。
でも、ジャケットも陸軍がかなり先進的なデザインで、ファスナーとマジックテープをふんだんに使っているのにベーシックなデザインとボタン、徽章類の取り付けも縫い付けという完全な真逆路線!
未来派思考のACUとは別路線の魅力がいいですね。
さて、迷彩服というのは元来目立たせなくするのが目的の服である。
今までは「戦闘が想定される戦場の背景」に服がなじむようなパターンが考えられていたためそれ以外の戦場、例えば市街地なんかではいきなり目立ってしまうモノが多かった。
しかし、最近の迷彩服はこの視認性を低くするために想定された背景にあわせるのではなく「あまり記憶に残らないパターン」を採用することによってどのような地形でもなんとなく目立たなくするというモノになっている。
陸軍のACUもこの理屈になっているためこれ一つでどの地形でもいけます!砂漠専用迷彩なんて必要ないです!という話になっているのだ。
でもさぁ、地形的に一つでOKな割には陸海空全部迷彩服をかえるのってどうなのよ!って気もしますけどね(笑)。
万能の迷彩服はどこでも目立たない!
ん?まてよ!そうなると究極の迷彩服ができたらファッションで着てもぜんぜんめだたなくなっちゃうのか?(笑)
さてさて、ABUがどこまで万能迷彩かはわかりませんが低視認性を求めるあまりパターンがあまりはっきりしない迷彩服が採用されている中、第一印象がかなり強い迷彩服。タウンユースジャケットとして着るのも結構面白いのでは?とか思っちゃいました。

月刊みりさば2009年02月号
「ズキューン!」
東京マルイの春の限定製品はなんとゴルゴ13のM16。ゴルゴ13が使用しているスナイパーライフルとはどんなカスタムなのか....
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というわけで昨年連載40周年を迎えた日本で一番メジャーなスナイパー(笑)「ゴルゴ13」が使用しているM16が東京マルイさんから限定発売される。
気になるお値段のほうは69,800円!うをっ!さすがゴルゴ13使用の銃!べリンガー!金は給料が入ったらスイス銀行からおろしてくるから待ってくれ!(笑)
とまぁ、冗談はコレくらいにしてこの限定生産品のM16を見てみよう。
キャリングハンドルをはずして高性能スコープをつけるのはゴルゴカスタムの定番。チークピースもついていていかにもスナイパー的な外観だ。アウターバレルを新規製作して剛性を大幅にアップしている点やロータイプのマウントリングを新規製作している点は実写性能もアップしていてさすがゴルゴ13のカスタムガンの名に恥じない。
そしてあえて20連型マガジンで多連装マガジンではなく撃ち切りのノーマルタイプをつけたのがエライ!隠密行動のスナイパーたるもの多連装マガジン特有のBB弾のじゃらじゃらした音をさせるわけにはいかないのだ(笑)。

しかし、この「キャリングハンドルを取り外して高性能の大型スコープを取り付けた」カスタムは近代のM16としてはさほど珍しい仕様ではない。
また、漫画でのM16はフルオート射撃もしているのでバーストオンリーのA2をフルオート仕様に改造していると思われる。
と、ここで改めてこのゴルゴ13の銃を見てみると、M16A2であるにもかかわらず、最新のM16A4と同じような仕様であることに気がつく。
連載当初使用していたときは実はM16A1だったのだが、実ははじめから「キャリングハンドルを取り去って高性能スコープを取り付ける」という仕様になっている。忘れてはいけないのはA1もA2もキャリングハンドルは本体と一体になっており、「取り外しできる」仕様にはなっていない。ネジで取り外せる仕様になったのはA4からなのである。
そう考えるとこの銃は当初から現在のアサルトライフルの形態を予測していたともいえるではないか!さいとうたかを先生のすごさを感じてしまう一面だ。
でも、実はこのM16というセレクトはちょっとした間違いからおこっているのである。
さいとうたかをプロダクションでゴルゴ13の連載を始める際に「新連載の主役の殺し屋に適した銃は何がいいかなぁ?」という質問を詳しい人にしたらしい。
そして、殺し屋がスナイパーとは知らなかった人が当時最新だった軍用銃のM16を勧めてしまったのでゴルゴはスナイパーでありながら軍用銃を使用する殺し屋になってしまったのだ。
しかし、その選択は決して間違ってはいなかった。任務中に銃撃戦などもしなければならないゴルゴ13にとっては狙撃から銃撃戦までこなせる万能のM16は最適の選択だったのである。
そして、さいとうたかを先生は勧められたM16をそのまま使用するのではなく、作品中でいかにもスナイパーが使用するような銃にしたてている。その銃が21世紀のM16を予言したようなカスタムであったというのはなかなか面白い話ではないか?
漫画の中ではM16の開発者にA2を改良する際にゴルゴ13はアドバイスをしているというエピソードがある。
このキャリングハンドルを見るとA4に対してのアドバイスもしていたのでは?とかいう妄想も浮かんでしまうのだ?

月刊みりさば2009年03月号
「AK-47が壊れましたあぁぁぁっ!!」
ひゃー!東京マルイのAK-47がこわれちまったー!
とまぁ、そんなわけでAKのお話です。
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先日サバゲーでAK-47をバリバリと撃っていたときの事。
何の前触れも無く銃がうんともすんとも言わなくなった。しばらくはセレクターをかちゃかちゃいじっていたら撃てたんだけど、次のゲームになったらさっぱり動かなくなった。
ああ、この長年使用していたAKもついに壊れてしまったか....
実はこのAKを買ったのはものすごく前のことだ。高校生の頃からこの無骨なデザインが好きで、当時「最新モデル」であったLSのAK-74のエアーコッキングガンを持っていたくらいだ。
だから東京マルイの電動ガンも発売されるなり購入!
ってすごく昔の話だよなぁ。いつのことだったっけ?
ちょっとネットで調べてみたら発売年は1994年!すごいなぁ!14年も前の銃なのか!

AK-47のメカボックスのユニットはVer.3。モーターはEG700。現在の最新のモデルと較べるとやや劣るものの、フラットな弾道と実銃と同じように丈夫なボディは非常に使いやすく故障知らずだ(まぁ今回壊れたけどな)。
唯一の欠点はバッテリーを入れるバットプレートが外れやすいということくらいかな?
まぁ、さすがにまったく故障なしでここまで来たわけではない。ギアボックスを割ったこともあるのだ。
いつもなら分解して近所のショップでギア買ってきてなんてところなんだけど、この銃に関しては実は「完全にメーカーまかせ」という方法をとっている。
うちのサイトを見ている人はご存知だと思うが、私のAKはストックを思いっきり加工している。でもあの加工は分解をまったくしないで行ったものなのである。簡単なふき取り掃除だけで基本メンテナンスはまったくなし。そして故障したら東京マルイに修理依頼。ある意味非常にメーカー推奨な使用方法である(笑)。
カスタムをしないと逆にメーカーのアフターサービスの恩恵を受けられる。実はこれは意外と安くて便利なのである。
今回、修理に出したら2週間程度で戻ってきた。時期によって1月くらいかかる時もあると聞くが、私はいつも2週間前後である。
修理代金は部品交換の部品料金に調整料金が2000円。あとは往復の送料だけ。カスタムショップの修理に較べると非常に安い。
修理する時のリクエストも可能だ。今回は「長年使用しているのでピストンの劣化があるようでしたら交換お願いします」と書いてピストンの交換をしてもらった。よくなくなるバットプレートの予備も仕入れておこうということでバットプレートの予備もつけてもらった(無論パーツ代はかかるけど)。
こんだけリクエストが聞いて技術料金は2000円!安いじゃないですか!
自分の愛銃は自分で手入れしたほうが面白い。カスタムパーツも組む楽しさもある。ショップチューンでオリジナルガンを注文するのも面白い。
でも、ノーマルで安く遊び倒すのも一つの面白さである。東京マルイさんの銃は何も調整しなくても十分に遊べる銃だ。むろん、簡単なふき取り清掃くらいはおこなっておきたい。
ガンガン遊んで壊れたらメーカー修理!メーカーさんは安くて意外といい仕事しますよ!というお話でした。

月刊みりさば2009年04月号
「ジークジオンその後!!」
月刊みりさば2006年1月号で紹介しました機動戦士ガンダムのジオン軍のコスプレをしてみよう!!って企画の続編です。
そういえばはじめに紹介したのは3年も前の話だったのか....。
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ヘタすりゃ最近はサバイバルゲームなんかより有名になってしまったコスプレというイベント。東京都内では毎週かならずどっかでやってます。すごいなぁ。
ただまぁ参加者のほとんどが女性なので女性中心のイベントでいい年した男が一人で遊びに行くにはちょっと肩身が狭い。
でも、ミリタリーイベントとはちょっと違った雰囲気が面白いので年に何回か遊びに行ったりしていたのだ。

服もあれから凝りだして東ドイツ軍の軍服を改造して自分なりに作ってみた。ただ、ウールで作成したのがあだになってちょっと冬にしか着れない服になっちゃいましたが....
で、今回軍服では師匠的な存在の古くからの知り合いがコスプレデビューするというのでいっしょに遊びに行ってきました。
場所は有明(お台場)のTFTビルとその外。さすがコスプレイベント!軍服のフル装備ではこんなところでは遊べません。
こんな格好で有明を歩いていて気がついたのですが、お台場周辺というのはみんな近年作られた都市なのでビルや橋のデザインがみんな未来チックなデザインだ。

こうやって撮影するとちょっと未来都市にいる気分になる。まさに宇宙世紀のコロニーにいる雰囲気だ。
最近の流行のPMC装備などに手を出していないのでいわゆる未来チックなボディアーマーにチェストポーチという装備はまだ持っていない。一番新しいドイツ軍装備でも20世紀末って雰囲気な自分だが、今回はこんな感じで現代を飛び越して未来の軍服(?)などに手を出してみました(笑)。いかがなもんでしょうか?

月刊みりさば2009年05月号
「ミリブロへ行こう!!」
先月から今月も一言がリニューアルしてミリブロのブログに移動しました。そんなわけで今月はミリブロの話をしましょう。
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さてさてまずが「ミリブロって何だろう?」ってひとももちろんいると思うのでまずはこのブログの説明からしましょう。
ミリブロとはミリタリーブログの略で「エアガン・サバゲー・AirSoftGameからミリタリーのショップ・メーカーなどコンバット・ミリタリーの総合情報サイト」なのである(カッコ内ミリブロの説明より抜粋)。
ようはミリタリー関係のブログ専門のサイトなのである。ブログを作成するのに入会費用が一切かからないのもなかなかいいのだが、ミリブロは総合情報サイトというだけあって主催側がたくさんのミリタリーとエアガンの情報をたくさん発信している。
イベントカレンダー、広告、ニュースがかなり頻繁に更新され、新製品情報、イベント情報なんかも満載、ブログ自体も個人から業者の方までたくさんの人があつまっている。

実はみりさばのほうも今年頭からミリブロに進出している。それまではYahooブログだったのだが、プロフィールとかアバターとかせっかくのブログのアクセサリーもミリタリー向けじゃないのでミリタリーの特色を出しづらい。
ミリブロは広告なんかもミリタリー中心が多くていかにもミリタリーの雰囲気をだしてくれるのもうれしいんだけど、ブログ単体としてもレイアウトカスタマイズがきくのがうれしい。でもなによりもうれしいのは読者もミリタリー好きな人が多いことだ。
最近はダウンロード販売がはじまったり、ネット内のバーチャルショップがはじまったりとまだまだいろんなことが始まりそうな予感のするミリタリーブログは結構目が離せないのだ!
いは軍ではじめて知った方も是非いろいろと見てくださいませ。ちなみに私のミリブロのアドレスは http://milisurva.militaryblog.jp/で元気にやっております。いは軍内の今月も一言は一時休止しましたが、今後はこちらも含めてよろしくお願いしますなのだ!

月刊みりさば2008年06月号
「クラシックカメラ借りてます」
今月はみりさばとしてはちょっと微妙な位置かもしれないけどふるーいカメラの話です。
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「戦前のドイツ製蛇腹カメラつかってみませんか?」
大分前のことなんだけどこんな面白い話をカメラ大好きな友人から持ちかけられてカメラをお借りした。
「ドイツ製の古いカメラ」ってのに興味を引かれたのと第二次世界大戦のイベントなんかで実際の当時のカメラを使ってみるのも面白そうな話だと思ったからだ。
だがしかし、受け取ってみてびっくり!本当の本当にフルマニュアルのカメラだったのだ。

今のデジカメってのは
・被写体の明るさを測って
・適切な明るさで取れるように露出の調整とシャッタースピードの調整を行って
・ピントを合わせて
・データを書き込んでどんな写真がとれたかプレビューする
という一連の動作をシャッターを押すだけでやってくれるのだが、お借りしたカメラはこのすべてを自分で作業しなければならない。
露出計がついていないので、今現在の明るさから適切な露出とシャッタースピードを見た感じでカンできめなければならない。オートフォーカスはおろかマニュアルカメラでもついているような「ファインダーをのぞいてピントが合っているかどうか確認する」こともできないので被写体までの距離を測って設定してやらねばならない。 巻き上げも完全にマニュアルなのでフィルムを送るのを忘れると2重写しになってしまう。逆にフィルム送りのネジをぐるぐると巻くといくらでも動くのでうっかりすると2枚分送っちゃったりする。

でも、このメンドクサさってのは逆に面白さでもある。実はこのカメラ、レンズはあのカールツァイスだから撮影条件がばっちりあうとなんともいえないいい写真がとれるのだ。
デジカメで必要な写真は抑えといて当時のドイツ軍やソ連軍の人の気分に浸りながら撮影を楽しむってのはこれまた贅沢な遊びかもしれない。
「古きを知って新しきを知る」という言葉がある。
古いものと新しいものを両方とも使うってのはなかなか面白いことなのだ。
軍の装備品も同じでいろいろと時代をまたいでコレクションするとちょっと面白いです。
最新の装備も便利なんだけど、あえて古い装備に手を出してみるのもなかなか面白いもんなんですよ。

月刊みりさば2009年07月号
「ガンダムばんざーい!」
ちょっとブログとかぶりますが今月は最近ちょっと話題のお台場のガンダムネタです。
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ネットニュースだけではなくいろんな人のブログやTVにまで取り上げられているので知っている人も多いと思いますが、お台場のグリーンプロジェクトの一環である「実物大の機動戦士ガンダム」を見てきました。
お台場の船の科学館のそばの公園に一ヶ月だけ実物大のガンダムが置かれるということで作成途中からその模型の尋常じゃない大きさに非常に話題になっております。
私が見に行ったのは完成公開直前。まだ動いたりはしていませんでしたが外見は完全に出来ている状態でした。
これがまぁ、マニアから見てもびっくりするくらいよく出来ている。普通、この辺の実物大模型って「近くで見るとなんだかアラが見えちゃってがっかり」することが多い。
ああ、ここから変なパイプが見えちゃってんなぁとかここんところは一体整形にしちゃったんだとか塗装もうちょっとがんばればいいのになぁ....なんて部分に目をつぶりながらその大きさにびっくりするというのが実物大のパターンである。

でも、このお台場の白いヤツは違う。遠目に見て「おおっ!すげー!」って感じが近くで見ても持続...いやむしろ倍増する。
さらに思いっきりそばで見て望遠レンズで見るとぞくぞくするくらいできがいいのだ。お世辞抜きで動き出してもおかしくないくらい出来のよさである。
外装パーツには戦闘機なんかに書いてあるような英語の注意書きがあったり、関節からみえているパーツの感じとかがまさに「機動戦士ガンダムが実際に作られたらこんな感じなんだろうなぁ」って雰囲気がものすごく出ている!
たぶん、子供を遊ばせにきたであろうガンダム世代の親があまりの出来のよさに呆然と見ていたのが結構印象深かった。
で、そんな実物大ガンダムを見ているといろいろと今まで思いもしなかったことが頭の中に浮かんでくる。
軍事的視点でよく言われるのは「あんなでかい人型兵器なんか何の役にも立たない」とか大きさに関してつっこみが入ることが多い。
でも、この実物大モビルスーツを見ていると、やっぱ18mの兵器ってあってもいいんじゃないかなぁという気にさせてくれる。
実際そばで見るとでかいはでかいのだが、公園から離れてしまうとすぐ見えなくなる。公園の木々が18mというモビルスーツを隠してしまうのだ。
いや、人型兵器なんだから伏せたりしゃがんだりもするかもしれない。そうなるともっと小さくなれるじゃん!ミノフスキー粒子という架空の「レーダーが使い物にならなくなる粒子」が散布された状況ならこれくらいの大きさを見落とすことがあるんじゃないの……。
なぁんて公園を歩きながら遠目にガンダムを見ているとそんな気分になっている。あ、多少自分に都合よく考えているといわれると否定しませんけどね(笑)。
それによく言われる「ビルの5Fくらいの大きな兵器」っていう表現をしているけど、例えば米軍で主力の戦闘攻撃機F/A-18ホーネットの全長は17.07m、最新の戦闘機F22ラプターなどは18.92mでガンダムよりでかい!当然ガンダムはタテだし、戦闘機はヨコなんだけど、「全長はラプターと大体同じです」っていわれちゃうとそこまででかくないんじゃないかなぁって思いませんか?
さらに「そうか!ラプターが縦においてあるとあれくらいか!でっかいなぁ!」とか変な気持ちになったり、遠目に見て「よし!対MS誘導ミサイルをここから関節にあてればいくら白いヤツでさえっ!」とか「うわ、あの距離から60mmバルカンなんか撃たれたらひとたまりもないなぁ」なんてよくわかんない妄想まで浮かんできます。
そんなわけで興味ある人にはこの夏絶対お勧めのスポットお台場ガンダム。近隣の方は是非一度見に行ってくださいませ。
ちょっとお台場には遠すぎるあなたはぜひビルの5Fあたりにガンダムをみたててそんな人型兵器があったらどんな感じか妄想を膨らませてみましょう。意外と面白いですよ。
あといは様、そちらにあるラプターをみて横になっているガンダムなんてのを想像してみてくださいませ(笑)。

最後の写真は先月のクラシックカメラで撮影してきたガンダムです。なんか偵察写真みたいで面白いでしょ?
そんな感じでクラシックカメラをいじりながらSF妄想をしてきてしまった今月でした。

月刊みりさば2009年08月号
「宇宙船見てきました」
夏休みに長野県の佐久にいってまいりました。
で、そこで子供を遊ばせるためにいった博物館にいいモノがあったのでお父さんびっくり!
そんなわけで今回は宇宙の話だ!
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遊びに行ってきたのは佐久市子ども未来館。それほど大きな博物館ではありませんがプラネタリウムもあって博物館としてはけっこう本格的。
プラネタリウムは当然なんだけど長野県の空が出る。まわりの街の雰囲気が横浜で見たときの雰囲気と違うのでちょっと面白かったですな。

しかし、本題はそこではないっ!入ったところにいきなりある黒いじょうご型のコレだ!
じゃーん!これはアメリカの有人宇宙船「マーキュリー」の熱保護技術実験用モデルなのだーっっ!
実験用モデルなんで実際に宇宙にあがっているものではありませんが、実験用とはいえメイドインNASAの本物である!これはどきどきするぜーッ!
で、なんでみりさばで宇宙船?ここんところのガンダムに続いてまた脱線かーいっ!って声が聞こえてきそうなんだけど、一応この時代の宇宙船は個人的にはミリタリー的な要素が大きい。
このマーキュリー号を打ち上げた実際のロケットはレッドストーンロケットおよびアトラスロケットなんだけどレッドストーンは短距離弾道ミサイルの転用だしアトラスはICBMの転用。もともとは軍用のミサイルなのである。
この時代の米ソの宇宙船競争だって軍事的な意味合いが大きく、宇宙船を自由自在に操るっていうのは冷戦時代においてはミサイルで相手の国に核爆弾を落とせますよって圧力だったのである。
当時の科学力を結集して作成したこの宇宙船を開発したスタッフにはドイツで第二次世界大戦中にV2ロケットの開発をしていたメンバーが中心にいたっていうのは有名な話。
こんな莫大な資金のかかる開発をしながらベトナム戦争をしていたんだからアメリカってすげぇなぁとか妄想してしまうではありませんか!
そんな感じでこの宇宙船を見ると第二次世界大戦のドイツ軍からベトナム戦争までの話が駆け巡ったりアメリカの60年代の匂いがバシバシ感じられてかなり燃えるのである!
イマイチピンとこない方はレンタルビデオで「ライトスタッフ」を借りてきてみるのもいいかもね。
.....とまぁここまでいっておいてなんなんだが、久々にいいもん見ちゃったんでちょっと書きたかっただけってのは否定しません(笑)。
そんなわけで今月は長野の博物館でみた「家族の中で俺だけ盛り上がり物件」でした。
ではまた来月!

月刊みりさば2009年09月号
「WWIIの米軍で遊んできました!」
ちょっと誘われて第二次世界大戦の日米戦ってイベントに行ってきました。
しかも米軍での参加です!
今月ははじめて着た米軍の感想なのだ。
私が米軍って、ちょっと以外だと思う人もいるかもしれない。うん、確かにそうなんだ。
でも実はナム戦の米軍はモデル品まじりなんだけど一応もっているんだけどね。
ただし、もっているのはナム戦だけ。第二次世界大戦の米軍はまったく持っていないのである。
で、今回はちょっとした機会があって米軍を貸してもらうことになった。もっていったのは靴と武器のトンプソンだけ。着たことない軍服を着られるのでちょっとワクワクである。

今回借りたのは米陸軍のHBT(中田商店のモデル品)。太平洋戦争後半に使用された服で主に夏季用と言われています。
だがしかし、結構生地がぶあついためファティーグや現代のBDUなどと比べるとかなり暑い!生地が丈夫そうなのはありがたいけど、真夏はつらいなぁ.....
それに装備はサスペンダーなしでピストルベルトに装備を着用。比較的よく見られた着用例ですが、比較的軽装とはいえやっぱりサスペンダーがないと腰にくるなぁ。
ヘルメットは実物のM1ヘルメット。私が持っている米軍のM2ヘルメット(正式名称ではないのだがM2ヘルメットと呼ばれている)とはかなり違う。見た感じはあまりかわらない様に見えたけど、大きさも一回り違うし全体的な作りもちょっと違う。
これを爆風よけ(近距離の爆発の勢いで首がもがれないように)のためにチンストラップをつけないのが一般的。
チンストラップをつけないでとれちゃわないかとか思うけど、そこそこ深いので走り回っても意外と外れたりしない。でも、ちょっと斜めになったりするので時々かぶりなおす。 あ、これって米兵がよくやっているヘルメットに手をかけているポーズじゃん!もしかして米兵もずれが気になったりしているのかなぁ? 靴は中国軍のバックスキンのもので代用。これだけが自前。でも、レギンスは借り物なので実物。この、。紐を引っ掛けるレギンスのつけ方はかなり独特。しっかりとカバーしてくれるんだが着脱がめんどくさいのが欠点か。メンドクサイといっても日本軍のゲートルよりは楽チンです

と、まぁあまり詳しいことは勉強不足なんですがおおまかにこんな装備で丸一日あそんでみました。
やっぱりというかさすが米軍は癖がなくて使いやすい。ちょっとトンプソンが重いけど装備は申し分ない!
それと、こっからは個人的なことですが、意外と自分。米軍もいけてると思いませんか(笑)。
いや、なんつーか、もっと軍服に着られちゃった感じになるかなと思ったのですが、意外と似合っていたので自分でびっくりデス。
いやぁ、いままでぜんぜん興味なかったけどWWII米軍も結構かっこいいじゃんとか新しい発見をしてしまいました。
まいどまいど似たようなことかいているかもしれませんが軍服って着てみると新しい発見があって楽しいものです。
みなさんももし機会があるようでしたらいろいろとチャレンジしてみてください。新しい発見にびっくりするかもしれませんよ!

月刊みりさば2009年10月号
「てつはくいってきました!」
今月はあんまり関係内容で関係あるようで.....やっぱり関係ないかな?
今月(ただしくは先月末)埼玉県さいたま市大宮区にあります「てつはく」こと鉄道博物館に行ってまいりました。
以前は秋葉原にあった博物館なんですが、移転して現在は大宮にあります。いやぁ、この博物館面白いぞー!
いろんな電車がいっぱいあってちょっとメカ好きにはたまんない博物館。
とくに自分のような年のひとには懐かしい青色の京浜東北線(103系)とかボンネット型の特急の実物があってなかなかノスタルジックな気分になれる。
それと、秋葉原時代からおなじみの電車シミュレーション以外に新しくミニ新幹線が走っていたり自分で運転できるミニ電車があったりと大宮にうつってからの設備も多い。また、横にある鉄道から博物館に引込み線があるので今後あたらしい電車がやってくるかもしれないっていう期待もあります。

ミリタリー方面でもこういう博物館があるとすごく楽しいと思うんだけどやはり兵器という面から考えると日本じゃ難しいのだろう。
ああ、イギリスのImperial War Museum(帝国戦争博物館)が懐かしいなぁ.....なんて鉄道趣味をちょっとうらやましくなってしまう。
鉄道趣味とミリタリー趣味ってメカに興味を持っている人が多いあたりちょっと似ている部分がある(って思うのは自分だけか)。
最近双方とも萌え化がブームで我がミリタリージャンルではついこの間まで兵器を擬人化したアニメ「ストライクウィッチーズ」なんて作品がTVで放映されていた。 また、萌えイラストで解説する萌え兵器本なんてのは最近のミリタリージャンルのブームで現在ではそれ専門の雑誌もあるくらいである。
鉄道ジャンルではしばらくTV系でまじめに(?)取り上げられることが多かった印象があるが、こちらもここへきて鉄道駅の擬人化アニメ「ミラクル☆トレイン」という腐女子向けのアニメが現在放映されていてお互いなんだかさっぱり分からない方面に進んでいる(笑)。
東京マルイさんだって数年前から電動ガンだけではなく、Zゲージというジャンルで「ジオラマ付き鉄道模型」の「PROZ」シリーズを発売している。
これは今までパーツでしかなかったジオラマを線路付き完成品にして誰でもジオラマスケールが作れるものだ。
電動ガンでエアガンを一気に簡単にした東京マルイさんらしいキットといってもいいだろう。
ちょっと話が脱線しましたが(というか今回はテーマそのものがミリタリーから脱線しているけどね)実は自分はあんまり鉄道方面には詳しくありません。
でも、なんかこういうメカモノってのはやっぱり見てると楽しいなぁ。
そんなわけで今月はミリタリーとあんまり関係ないところなんだけど結構楽しめた博物館の紹介でした。一時期TVで話題になっていた頃よりもすいてきていますので埼玉にお寄りの際は是非てつはくへ!

でもせっかくなので最後にてつはくで見たミリタリーネタを一つ。
下は終戦直後の占領下の日本で連合軍の列車として使われていた列車のヘッドマークです。
上は駅長の帽子をかぶって敬礼しているんだけどついいつものノリでかぶっちゃってるからなんとなくミリタリーっぽくなってしまっている自分でした。

月刊みりさば2009年11月号
「中華電動ガンが大変です!」
知る人ぞ知る中国製の電動ガン。通称「中華電動ガン」。
なにやら大陸の向こうで大変なことが起きたらしい。
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中国製電動ガン(以下「中華電動」)っていろいろと最近話題になっているが、は実はこの月刊みりさばでもちょくちょく出てきている。
2007年の6月号で不調だったTOP製MP40にかわって私が買ったのは中華電動だし、2008年の1月号のAKのバリエーションもパーツの大半が中華電動である。
性能はまさにピンからキリまであって、ひどいものだと部屋の端までしか飛ばないようなものもある。
ちゃんとしたモデルでも全体的な作りがすごく大陸的(おおざっぱ)で個体差がかなりあるとか、グリスアップがものすごい適当だったりと買ってから調整しなきゃいけないところもあるので初心者にはお勧めできないが、東京マルイにはないラインナップがあったりして細かいモデルがほしい人には非常に魅力的だし、なによりも値段が安かったりとメリットもある。最近ではドイツの軽機関銃MG-42が発売が予定されたりして第二次世界大戦のラインナップが少ないドイツ軍マニアにはなかなか興味深いメーカーだったりしていたのだ。
ところが、先月とつぜんこのメーカーの社長が逮捕されてしまったというニュースが飛び込んできた。
脱税であったとかさまざまなうわさも流れたがどうも真相はちがったようだ。

ネットニュースなどをいろいろと探してみると、どうやら中国の武器に対する締め付けが厳しくなってメーカーが摘発されてしまったということらしいのだ。
今回、調べてみてわかったのだが中国ではレプリカの銃と実銃はなんとおおむね同じ扱いで、サイズが極端に違うとかそういうものでなければ通らないらしい。
でも、なんでいままでこんなにたくさんのメーカーが作っていたのかというと、中国のメーカーはすべて「国内向け」には製造しておらず、海外向けということで今までは製造していたらしい。
それが今回この理由がそれが通らなくなってしまったのか、少数国内向けに流通させてしまったのか...その辺は詳しくわからないのだが、いきなり法律違反ということで代表者が逮捕されてしまって会社は解体。在庫はすべて破壊されてしまったようである。
このへんなかなか情報が入らかったのだが、海外サイトでエアガンがロードローラーで踏み潰されているニュース画像があったのでどうやら会社解体は事実らしい。
粗悪品もかなりあるものの、圧倒的な価格の安さとツボをつくラインナップで一部の人に人気だった中国製電動ガン。
威力に限らず原寸大サイズが禁止となると最近の夜店の景品として出てきていた銀玉鉄砲なみの威力の子供用の銃も微妙になってくる。中華電動ガンは消えてしまうのだろうか?この辺は正直さっぱりわからない。
でも逆の見方をする人もいる。「中国はこういうことはよくあること。すぐに似たようなメーカーがまた出てくるんじゃないの?」という見方だ。
たしかにこれもありがちな話だ。あの国の事だからしばらくすれば何事もなかったかのようにまた電動ガンが出てくるかもしれないし、お隣の韓国あたりのメーカーからそっくり同じモノが発売されるのかもしれない。
もともとかなり微妙なものだからどうなっちゃうかもわからないのだ。
うーん。なんかはっきりとしたことがいえなくてごめんなさい。

月刊みりさば2009年12月号
「中国がスゴすぎる件について」
先月かなりホットなニュースをお届けした中華電動ガンの世界。
今月はその続報をお伝えするのだ。
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中国でかなり大きな電動ガンに対する手入れが入って中国メーカーが壊滅的な打撃を受けた。どうなる?中華電動ってのが先月までのお話でした。
まぁ、自分も中国というお国柄、これで完全に中華製電動ガンがなくなるとは思ってませんでしたので先月はかなり中途半端な書き方をしました。
で、結局どうなったのかって言いますと.....いきなり結論から書いちゃいますけど....

わずかひと月たらずの間に復活しましたーーーーーっ!
ええええええええええぇぇー!
法律でエアソフトガン作れないからえらいことになったんじゃなかったんかい!どうなってんだよこれ!!!!!
とまぁ、怒ったら負けなのかなぁとか思うくらいの復活の早さ!あんまり失礼な言い方もアレかもしれませんが、向こうの国のお国柄とメーカーのバイタリティーに脱帽しました。
さすがに社名はabairsoftと変更されています。
ホームページ(海外ではトップページの意味、というかサイト全体の意味になるのは日本だけ)が「家」となっていたり文章が固いあたりかなり翻訳ソフトに頼っていると思われますが、それでもちゃんと日本向けのページが出来上がっています。
エアソフトガンコーナーには少数ながらAGMの商品も並んでいます。しかし、残念ながら逮捕直前に開発され、発売間近といわれていたMG42の姿はありません。
また、自分の持っているMP40の姿もなく、もしかしたらこの辺の商品はすでに生産を終了してしまった可能性もあります。
英語版にはリスタート直後はPPSH-41の電動ガンの写真があったのです。
WWIIファンとかソビエトのファンの方しか興味ないかもしれませんが、このSMG。日本ではモデルガンしかモデル化していないため、電動ガンとしては初のモデル。ファンならかなり気になる商品です。
まぁ、stg44で表面をちょっとこするとぼろぼろ剥げる木ストの表面塗装の悪さが有名になってしまったのでストックの仕上げは期待できないと思いますが…
というわけで、あまりにも早すぎる復活には失笑しましたけど完全なコピーだけじゃなくてオリジナルも作りはじめている中華メーカー。
まだまだダークな商品の域は出ていませんが色んな意味で中華エアソフトガンは目がはなせませんね。
※もうppshは数社から出てきてすっかり情報が浦島になってしまっていますね。こういう情報系の再録は難しいなぁ....(2010/06/20付記)
Posted by さめ ひろし at 20:07│Comments(0)
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