2014年05月21日
月刊みりさば 2014年05月号 再び大洗に行って来ました

GWは皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今年はミリタリー色がちょっと薄めでしたが毎年恒例のものからそれ以外のものまで結構充実したGW?が過ごせたような気がします。
今月取り上げたいのは大洗に再び行ってきました。
あれからちょうど一年。昨年面白かった大洗は更に面白いことになっておりました。
そんなわけで今月は一年ぶりに行ってきた大洗の話です。
改めて復習ですが、大洗というのは昨年放送された「ガールズ&パンツァー」というアニメの第4話の舞台になった場所です。
アニメの再現性が非常に良くて大洗を歩いているだけでガルパンの雰囲気を味わえるのと、まちおこしが本気すぎて話題になり、昨年はニュースになるくらい話題になりました。
いわゆる「アニメ作品の聖地」ってやつなんですが、実は大洗は震災で津波の被害にあった街で津波の被害からは立ち直ったものの、風評被害などもあって観光が落ち込んでいたそうです。
そういったこともあってコレはアニメを通じた復興支援でもあったわけですが、予想以上のガルパンブームで町のお祭りなどは過去最多の来場者数を記録したようです。
私は昨年そんな感じの話題になってるところに行ってきたのですが、街はキャラクターのPOPがあちこちに飾られて街全体がガルパンまみれというなかなか他ではみられない場所でした。
さらにこの大洗という観光地の面白さがあってもう一度いってみたいなぁなんてことは昨年のブログにも書きましたが、今年はどうなっているのでしょうか?と完全に観光モードで今年は特に何も考えずにぶらりと行ってきました。
昨年は電車で行ったんですが、今年は車で。実はかなりの渋滞にはまってしまってついたのはお昼すぎになってしまったのですが、今年はあてのない街なか散策が目的なのでこの遅れはまぁ問題ないでしょう。
痛車がいっぱい止まっている駐車場に車を止め、商店街まで歩きながらいろんなものを食べながらのんびりと歩いていると昨年同様の景色が私達を迎えてくれ....いや、これは商店街が昨年以上にすごいことになっております。
これ、乾物屋の店先です。積んであるのは「戦車型の箱に入ったおつまみセット」。中にはいってるのは酒のつまみみたいなのばかりでアニメ関連商品にはおもえませんが....酒飲みな自分にとってはむしろありがたいですな。
元々は限定のキャンペーン企画で掲示予定だった等身大POPは一年以上たった今でも健在。ここまで使うことを想定されていないようなPOPなので満身創痍みたいなものもあるのですが皆大事に使われてるなぁと感じます。
各店舗ともコスプレしたり別の店舗にお出かけしたりと愛されているようで、表面についた細かい傷はむしろ愛されている証拠かな?
このお店、アニメに出てくるライバル高校の後援会員みたいです。
街を歩いているとガルパンの高校が実在してるんじゃないかって錯覚に陥ります。
地元の商店街にとっては「地元の高校が戦車道大会で優勝した」くらいのノリでそれがこの聖地の一番の面白さだと感じます。
さらにPOPは新しい戦車などの物が追加されてなくなるどころかむしろ強化されています。キャラクターPOPのある店舗は各キャラクターファンのお店にもなっていて、ファンの方から寄せられたイラストやオリジナルキャラクターグッズが店舗いっぱいに飾ってあります。
今回ちょっと驚いたのは街なかに町の人達の作ったキャラクターPOPやオリジナルアイテムがたくさんあることです。
コレは駅前の掲示板ですが、ガルパンのアニメからコピーしたものをはっているだけではなく、街の皆さんの描いたガルパンの絵がたくさんあることがわかると思います。
決して上手いとはいえない絵もありますが、それはむしろ町の人達の作品愛を感じられて悪くはありません。飲食店などにあるメニューは作品ゆかりのものから街のオリジナル商品まで様々あって、うっかり「戦車でのしたようなのしいか」とか買っちゃいましたよ。
夜までぶらぶらしたあとに最後にお好み焼き屋で遅い夕食をとってから帰宅。とっても満足できた一日でした。
今回一番びっくりしたのは町の人と町に通うファンの人がみんなで大洗という町を盛り上げていることでした。
お好み焼き屋の店先にはファンの人が描いた色紙が飾られ、町の人達が普通にお好み焼き食べながら「あ、この絵かわいいね」という不思議な状況。さらに町の人達の自作作品も色んなモノがあって結構楽しめるんですよ。
一年たったらどうなっているんだろうと思いましたがむしろ新しい盛り上がり方をしている大洗。まさに聖地と呼ぶにふさわしい。劇場版の放映も夏に控えてまだまだこの街は盛り上がっていきそうです。
ああ、そういえばまだ行ってないなぁってあなた!この街はまだまだ楽しめますよー。
Posted by さめ ひろし at 06:25│Comments(0)
│月刊みりさば