2005年01月06日

懐かしい話 第6話

ミリブロ移動のための再掲載です。初掲載は2002年6月。

前回はガスガンの出始めとチューニングの話。
 今回はそのガスガンの全盛期の話だ。

 ガスガンはうちのチームだけではなく、第4話のような現象をあちらこちらのフィールドで繰り返した。そしてガスガンという新勢力の前に駆逐されてしまったゲーマーは財布を握りしめてガスガンを買いに走った。
 ガスガン全盛期の幕開けである。

懐かしい話 第6話
 
 使ってみてわかったがこいつは確かにすごいヤツであった。多少の命中精度や飛距離不足は弾数で圧倒できる。なんとか回り込んで中距離くらいまで追いつめちゃえばガスガンに圧倒的な有利に戦うことができた。
 それに、飛距離不足や命中精度もあっという間にカスタムパーツの普及で解決してしまった。

 フロンガスの代わりに圧縮空気を使用する「エアタンク」ってヤツもあっという間に普及した。気温に左右されて圧力が変わるフロンガスと違っていつでも一定の圧力を出せるエアタンクはこのときのサバゲーの必勝アイテムだったのだ。
 フロンガスを使用したガスガンは冬場の寒い時期には動かなくなってしまう。エアタンクならばそういうことはない。こんな理由でガスガンとエアタンクは当時のサバイバルゲームであっという間に普及した。



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 ガスガンも無事にみんなに普及してめでたしめでたし...といいたいところだがガスガンが普及したことでちょっと困った問題が起きた。
 ガス圧をあげてやるとチョー簡単にパワーアップができてしまうという問題である。

 しかも、ガスガン、特にフルオートのものはほとんどそうだったんですが設定圧(一般的には3.5気圧)より少し高めの圧力をかけてやったほうが快調に動いてしまうのだっ!
 ノーマルのエアガンに手を入れてパワーアップしてしまうということは今も昔も変わらないけど正直このときは一番すごかったかもしれない。電動ガンもエアガンもパワーアップするには分解して強化パーツを入れなければならない。それにパワーアップすると決定的に銃の寿命を縮める。
 ガスガンは出力圧を変えられる可変レギュレーターを手に入れて出力圧の目盛りをくりっといじるだけでとりあえずパワーが上がる。正確には内部もこの圧力にあったチューンナップをしなきゃいけないんだけどとりあえずパワーが上がる。パワーを上げてことによって弾が曲がらずに遠くまで飛ぶので命中精度も何となく上がる。お手軽なのに効果が抜群なのだ。

 当然パワーアップの規制策として出力圧の規制や初速の判定などもあった。でも、人間お手軽で効果抜群なものには弱い。なにしろちょっとだけ圧力が強い方が調子がいいんだから。ちょっとだけ...でもその「ちょっと」ってどれくらい?これだけ?いやもうすこし?なんとなくではあるけど全体的にパワーアップな環境にあって、フィールドによってはびっくりするくらいパワーアップしていたところもあったのだ。
 この「何となくパワーアップ傾向」現象は私の回りだけではなかったと思う。このままパワーアップが進んだらどうなっちゃうんだろう?当たると痛いだけじゃすまなくなっちゃうんだろうか?

 次回、こんなパワーアップをあっという間に下げてしまった謎のアイテムに続きます。




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Posted by さめ ひろし at 23:13│Comments(0)懐かしい話
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