2005年01月10日

思い出の俺様ウェポン 「スーパーオートマグ」

※月刊みりさばの移動に伴ってミリブロに転載された過去記事です。

思い出の俺様ウェポン
「スーパーオートマグ」

 懐かしの俺様ウェポン。3回目は前回紹介したスーパー9と同じメーカーの超巨大ハンドガン「スーパーオートマグ」をご紹介~。
 この銃の特徴はなんといってもその巨大さ!さすがマグナム拳銃やっぱでかいぜとか子供の頃は思っていましたが、改めてみると、単にオーバースケールなだけだということに気づきます。よくみてみれば細かいディティールなどは全然違いますね。ポンプとブローバック機構の都合でエジェクションポートの位置がえらく前にあるため、機関部が妙に長くなってしまい、全体的にばかでかい銃になってしまっているんですね。
 このメーカーの銃はどうしてもエジェクションポートの後ろに長いポンプが必要な設計になっていたらしく、同社のコルトガバメントシリーズ70やスーパーモーゼル(これがまたえらいばかでかい銃なんだが)はブローバックするとポンプが銃の後ろからにょっきりと顔を出します。オートマグは実銃がそのへんを上手くごまかせるデザインだったのが幸いしてそこそこの人気モデルでした。

 この銃の一番おもしろいところはブローバックのものすごい反動でした。なんせこのばかでかい銃のカートリッジをイキオイ良くとばすため、ものすごいイキオイでブローバックします。「おおぅっ!これがマグナム銃の反動ってやつなのかぁ(違うよ!)」って感じのブローバックは今でも忘れることはできません。
 サバゲー的にはサブウェポンとして腰に下げておくにはあまりにもでかすぎるためあまり活躍はしていませんでした。しかし「カスタム度合いによってはライフルより飛ぶ」ともいわれる強力なパワーからメインウェポンとして活躍している戦場もあったようです。
 やがて、他のメーカーから「ちゃんとしたサイズの」オートマグが発売され、設計も古く、なんといっても「なんとなくそうみえるけど詳細は全く違う」というスーパーオートマグはエアガンコーナーの棚から姿を消していきます。それでも私のような年代の人には「キョーレツなでかさと反動」のマグナム拳銃として記憶に残る名銃なのでした。



  

Posted by さめ ひろし at 23:23Comments(2)懐かしい話